(写真:TTXVN)
(NHK)朝鮮民主主義人民共和国の国営メディアは、軍の特殊部隊が韓国大統領府を襲撃するという想定の訓練を、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、行ったと伝え、国政の混乱が続く韓国に揺さぶりをかける狙いがあると見られます。
朝鮮民主主義人民共和国国営の朝鮮中央テレビは、軍の特殊部隊の実戦能力を判定するための訓練にキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が立ち会ったと、11日、写真とともに放送しました。
訓練は韓国大統領府を襲撃するという想定で行われ、写真には、上空から降下した兵士たちが大統領府に見立てた建物に突入したり、周囲に向けて発砲したりする様子が写されています。さらに、高台からロケット弾が次々と撃ち込まれ、建物から炎や煙が上がっていることもわかります。
放送は、訓練によって韓国大統領府を「火の海にする闘志を誇示した」と伝えていてキム委員長は満足したということです。