(VOVWORLD) -7日、東京で、ベトナムのブイ・タイン・ソン外務大臣と日本の上川陽子外務大臣の共同主催のもと、日越協力委員会第12回会合が開催されました。その後、両国の外務大臣は会談に臨みました。
ブイ・タイン・ソン外務大臣と日本の上川陽子外務大臣(写真提供:Tuan Anh) |
会合で、双方は、新型コロナウイルス感染症の発生による5年間の中断の後、2023年11月に日越関係が「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされてから最初の会合として日越協力委員会を再開できたことは、新しい関係枠組みにふさわしく、日越の友好協力関係を促進するという両国政府及び省庁の指導者の決意を示すものであるとして、これを歓迎することを確認しました。
双方は、ODA協力、投資、貿易に加え、DX/GXや半導体等の新しい分野を含め経済分野での協力を促進し、経済連携の強化や経済安全保障分野での協力を進めていくことの重要性を確認しました。ベトナムが、電力の安定供給を始めとするインフラ整備、行政手続の円滑化に取り組んでいることを日本は評価し、双方は、日本企業による投資、貿易を促進するためにベトナムの投資環境を改善することが必要不可欠であることを確認しました。
双方は、両国経済の更なる発展を見据え、新しい日越共同イニシアティブの第1フェーズが双方共に利益をもたらすよう、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)構想の実現、GX並びにイノベーション及びDX、裾野産業の発展を含むサプライチェーン強化、高度人材育成、投資環境の整備のための制度改革といった各課題に沿ってスタートしているワーキングチームの活動において、具体的、効果的かつ実質的な展開に向け緊密に連携していく旨一致しました。
会談の様子(写真提供:Tuan Anh) |
会合後、両国の大臣は会談を行いました。会談で、双方は定期的な訪問や交流を通じて政治的信頼を強化すること、対話メカニズムの役割をさらに促進すること、両国間の防衛・安全保障協力を促進することなどで一致しました。