8月10日のベトナム枯葉剤惨禍記念日55周年にあたり、この数日、国内各地で、記念活動や、枯葉剤被害者支援活動が活発に行われています。
およそ1万1000人の枯葉剤被害者が住む中部沿海フーイェン省は、被害者支援のために150億ドン(およそ7500万円)の義捐金を集めてきました。これまで、同省は120件のチャリティハウスを建設したほか、1600人の被害者に資金援助を行ってきました。
(写真:1400.vn)
一方、枯葉剤惨禍記念日55周年にあたり、南部ティエンザン省は、省内に住む被害者の元を訪れ、プレゼントを手渡しました。同省枯葉剤被害者協会は、被害者支援のためにあらゆる財源を集めることや、枯葉剤を生産するアメリカの製薬会社に対し賠償を行うよう求める被害者の闘争を全面的に支持することを今後5年間の最重要な課題として見なしています。
この10年間、ティエンザン省の枯葉剤被害者協会は、被害者の住宅の新築と改修、資金支援などのためにおよそ457億ドン(約2億円)を拠出してきました。
他方、10日夜、中部クアンビン省ドンホイ市では、枯葉剤被害者支援活動に積極的に参加する団体と個人、及び、困難な状況から抜け出すために取り組む被害者を表彰する式典が行われました。席上、クアンビン省枯葉剤被害者協会は省内の各機関、団体、個人に対し、被害者の痛みを癒すために引き続く力を合わせていくよう呼びかけました。