12日、ハノイで司法改革中央指導委員会委員長を務めるチャン・ダイ・クアン国家主席は最高人民裁判所の指導部と会合を行いました。席上、クアン主席はこれまで、各レベルの人民裁判所が収めてきた成果を高く評価するとともに、今後、各レベルの人民裁判所は法支配の原則を掲げ、裁判に際し、客観性及び正確性を確保すべきであると強調し、次のように語りました。
(テープ)
「犯罪を見逃さず、厳罰に処するとともに、国家の財産や組織、個人の権利と正当な利益に害を加えないよう、誤審は禁物です。また、汚職事件で、損失した資産の回収を重視しなければなりません。一方で、裁判所での口頭弁論の質の向上や、民事、行政事件の解決に際し、和解、対話を進める必要があります。下級裁判所の裁判に対する上級裁判所の監視を強化し、業務上の誤りを摘発した上で、組織、個人の合法的な権利を守らなければなりません。」