発展途上国間の協力強化に向けたサウスセンターの役割を支持
(VOVWORLD) -このセンターは、ベトナムを含む発展途上国54カ国がメンバーとなっています。
11日、スイスのジュネーブに本部を置く政府合同組織である「サウスセンター」は、第21回加盟諸国評議会会合をオンライン形式で開きました。このセンターは、ベトナムを含む発展途上国54カ国がメンバーとなっています。
この会合は、2020年初頭に蔓延している新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、1年ぶりに開催されました。
会合で、国連や、WTO=世界貿易機関、在ジュネーブ国際諸組織に駐在するベトナムの代表であるレ・ティ・トェット・マイ大使は発言に立ち、新型コロナウイルスとの闘いにおいて、ベトナムがASEAN加盟諸国や国際共同体と緊密に連携して、感染者を救え、社会的弱者を補助した他、疫病収束後の回復を促進してきたことを明らかにしました。
マイ大使はまた、「ベトナムは多国間主義を重視しており、サウスセンターの役割を高く評価すると共に、発展途上国間の協力深化、持続可能な開発目標の遂行のためのグローバルな問題解決に向けた共同行動を支持している」と強調しました。
一方、サウスセンターのカルロス・コレア センター長は、新型コロナによるパンデミックが持続可能な開発のための2030アジェンダの遂行における発展途上国の成果を破壊していることや、現在の様な医療危機対応に向けた多国間のコンセンサスを形成すること、発展途上国への新型コロナワクチンの公平かつ均等的に分配すること、パンデミック収束後の発展途上国での貧困解消を促進することなどに関する必要性を強調しました。