米国でベトナム東部海域に関するシンポ

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写真提供:Thanh Tuan


12日、ワシントンに本部を置くCSIS=国際戦略研究所はベトナム東部海域(南シナ海)に関する第6回シンポジウムを開催しました。このシンポジウムはアメリカや各国の専門家、学者らがベトナム東部海域での最新の動きを分析するための場となっています。

シンポジウムでは、「法的問題とベトナム東部海域での次の動き」、「2016年のベトナム東部海域の状況」、「軍事拠点化と環境問題」を主要議題として、4つの討論会が行なわれました。今回のシンポジウムは同海域の領有権をめぐってフィリピンが中国を提訴した裁判で、オランダ・ハーグにあるPCA=常設仲裁裁判所は、「中国がこの海域での領有権を主張するために独自に設定している境界である「九段線」の内側の海域について、「中国には歴史的権利を主張する法的根拠はない」とする裁定を下した直後、開催されたことから世論の注目を集めています。

開会式で、アメリカのダン・サリバン上院議員はPCAの裁定を歓迎するとともにこの裁定は関係各国にとってチャンスである一方、試練でもあるとの見解を示しました。また、サリバン氏は中国に対し、国際社会の責任感のある一員として裁定を遵守するよう要請しました。

なお、このシンポジウムにはアメリカ、フィリピン、ベトナム、日本、中国、台湾、オーストラリア、マレーシアから著名な専門家、学者、高官らが参加しました。

 

 

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