【時事】9日、ティラーソンアメリカ務長官は国務省で、欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)と初めて会談しました。モゲリーニ氏は「アメリカとEUには、緊密に連携することで利害が一致する分野が多くある」と述べ、アメリカ・EUは長年にわたり良好な関係を築いてきたと強調しました。
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イギリスのEU離脱を称賛し、「他の国も離脱するだろう」と主張するトランプアメリカ大統領への警戒感がEU内で広がっている中、両外相は引き続き連携していくことで一致しました。
両外相は、ロシアとの関係やイラン核合意のほか、シリア内戦、ウクライナ紛争についても意見を交わしました。また、モゲリーニ氏はティラーソン氏に対し、できるだけ早い時期にEU外相理事会で演説を行うよう招請しました。