トランプ前大統領（左）とバイデン大統領（ロイター）

27日に開かれたアメリカ大統領選討論会を視聴した登録済み有権者のうち、トランプ前大統領のパフォーマンスがより優れていたと回答したのは全体の67％に上りました。一方、バイデン大統領のパフォーマンスがより優れていたとしたのは33％にとどまりました。これはCNNの委託を受けた調査会社SSRSによる世論調査の速報で明らかになりました。

討論会の前、トランプ氏がより優れたパフォーマンスを見せると予想したのは55％で、バイデン氏について同様の予想をしたのは45％でした。

調査対象となった討論会の視聴者は、全国の登録済み有権者と比較して、共和党を支持しやすい層がやや多い構成となっています。

それでも結果は前回2020年の討論会から変化が見られました。当時、視聴者はバイデン氏のパフォーマンスがトランプ氏を上回ったと評価していました。

27日の視聴者のうち、57％は国を率いるバイデン氏の能力にあまり信頼が持てないと答え、トランプ氏に対する同様の回答は44％でした。討論会前の調査では、バイデン氏への信頼の欠如が55％、トランプ氏が47％でした。

逆に討論会を見てトランプ氏の指導力に大いに信頼が持てると回答したのは36％で、バイデン氏への同様の評価は14％にとどまりました。

この調査は討論会を視聴したという登録済み有権者565人を対象にテキストメッセージで実施され、標本誤差の範囲はプラスマイナス5.5パーセントポイントです。（CNN.co.jp）