米特別代表 イスラエルとパレスチナの両首脳と会談

(NHK)アメリカのトランプ政権の外交交渉の特別代表がイスラエルとパレスチナ暫定自治区を訪問し、双方の首脳と会談して、2年以上決裂したままの和平交渉の再開に向けて協議しました。

アメリカのトランプ政権で外交交渉の特別代表を務めるジェイソン・グリーンブラット氏は、13日から14日にかけてイスラエルとパレスチナ暫定自治区を訪問しました。グリーンブラット氏はユダヤ人の弁護士で、クシュナー大統領上級顧問や、イスラエル大使に指名されているフリードマン氏とともに、トランプ大統領の選挙戦でイスラエル政策のアドバイザーを務めました。


米特別代表 イスラエルとパレスチナの両首脳と会談 - ảnh 1
(写真:EPA/TTXVN)


グリーンブラット氏は、13日にはイスラエルのネタニヤフ首相と5時間にわたって会談し、トランプ大統領が首脳会談で自制を求めた占領地への入植活動について協議し、和平交渉をアメリカが仲介する意思を改めて示したということです。

また、14日にはパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長と会談し、アッバス議長が二国家共存を目指すパレスチナの立場を説明したのに対し、グリーンブラット氏はトランプ大統領との直接会談を改めて要請したものとみられます。

トランプ大統領は和平の実現に意欲を示していますが、交渉は2年以上にわたって決裂したままとなっており、再開の見通しはたっていません。

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