「絶え間ない改革必要」 新国連事務総長・グテレス氏が宣誓
(写真:AFP/TTXVN)
【tokyo-np.co.jp】来年1月から国連の第九代事務総長に就任するポルトガル元首相のアントニオ・グテレス氏(67)が12日、国連総会で宣誓式に臨み、「世界が直面する課題に対処するため、絶え間のない改革が必要だ」と、紛争解決と運営改革に取り組む姿勢を示しました。
グテレス氏は演説で「国連の最大の欠点は、危機の防止に無力なことだ」と指摘しました。中東のシリアやイエメン、アフリカの南スーダンで続く内戦や、解決の糸口が見えないパレスチナ紛争などの例を挙げ、「外交だけでなく、調停と仲裁が必要だ」と述べました。
また、グテレス氏は「退任までに主要ポストを男女同数にする」とも語りました。