英中銀、消費者金融の伸び抑制が大きな課題=総裁


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英中銀のカーニー総裁(写真:Getty Images)


(ロイター)イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は11日、消費者金融の急成長を抑制することが同中銀にとって「大きな課題」となるとの見解を示しました。

英中銀が先週公表したデータによりますと、昨年11月のイギリスの消費者向け融資額は単月として11年超ぶりとなる大幅増を記録しました。

総裁は議会で、この増加の勢いは昨年末のホリデーシーズンまで続いたとの見方を示しました。

総裁はまた、家計への債務圧力の水準について問われると、管理可能な状況を示していると説明しました。ただ、景気が減速する場合には、FPC=英中銀の金融行政委員会が問題がないか警戒にあたると語りました。

英中銀理事でFPCメンバーのアレックス・ブラジエ氏は、中銀は信用緩和が自動車ローン市場を超えて広範に及ぶことを警戒すると発言しました。別のFPCメンバーのマーティン・テイラー氏は、消費者向け融資の伸びはFPCにさらなる状況把握を促すための信号だったが、必ずしも問題ではないと語りました。

エコノミストは今年、イギリスがEU=欧州連合離脱手続きを開始し、インフレ率が上昇する中で、融資ペースが維持されるかあるいは鈍化するかに注目しています。

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