英首相「極右の暴力行為」と非難、各地で暴動 難民滞在先も襲撃

(VOVWORLD) - イギリスのスターマー首相は4日、不法移民の排斥を求める抗議活動が難民滞在先のホテルを襲撃する事態に発展したことを受け、「極右の暴力行為」と非難し、加害者は法に基づき処罰されると述べました。
英首相「極右の暴力行為」と非難、各地で暴動 難民滞在先も襲撃 - ảnh 12024年8月2日、イギリスのリバプールにあるモスクを警備する警察官ら(Reuters/TTXVN)

イギリス・イングランド北西部サウスポートで先週、ダンス教室のイベントに参加していた女児3人が殺害され、逮捕された少年が不法移民だとの偽情報が拡散したのをきっかけに、全土で暴力的なデモが起きています。

イギリス中部のリバプールやマンチェスター、ブリストルなどでは3日、抗議デモにより商店などが破壊され、警察官数名が負傷し、数十人が逮捕されました。

4日には数百人のデモ参加者がイングランド北部ロザラム近郊のホテル前に集まりました。イギリス政府によりますと、このホテルには亡命申請している難民が滞在しています。

ロイター記者によりますと、デモ参加者の多くはマスクや目出し帽をかぶり、警察にレンガを投げつけ、ホテルの窓ガラスを割った後、ホテル近くのゴミ箱に放火しました。

スターマー氏は「今週末の極右の暴力行為を全面的に非難する」と述べ、これは犯罪的な暴力であり、正当な抗議ではないと指摘しました。「この暴力行為に参加した者は法の厳罰に直面することになる」と語りました。

警察によりますと、3日の夜以降147人が逮捕されており、逮捕者はさらに増える見通しです。(ロイター)

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