(読売)米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利し、ロシアのプーチン政権は米国との関係が大きく改善すると期待を高めています。
米露の対等な立場をトランプ氏に認めさせることがロシアの目標です。ウクライナ情勢を巡る対露制裁の中止と、シリアのアサド政権の存続容認をまずは求めるとしています。
「対等に互いを尊重しながらロシアと米国が建設的に対話すれば、両国民と世界の利益にかなう」
プーチン大統領は9日、トランプ氏への祝電でこう表明しました。
ロシアでトランプ氏は「他の米国の政治家と違いプーチン氏と話し合える」(イズベスチヤ紙)などと好意的に受け止められています。トランプ氏は選挙戦を通じプーチン氏を評価し、ロシアを重視する姿勢を示しており、ロシアはトランプ氏当選を待望してきました。