韓国が国防白書 朝鮮民主主義人民共和国のプルトニウム保有量増加
(NHK)韓国国防省は11日、2年に1度の国防白書を発表し、朝鮮民主主義人民共和国について、核兵器の原料となるプルトニウムの保有量が、2年前の分析から10キログラム増え、50キログラム余りに達しているとの見方を示しました。
また、ICBMの技術については、前回の白書にあった「アメリカ本土を脅かす能力を持ったと推定される」という記述を削除し、評価を見直しました。
(写真:EPA/TTXVN)
これについて、韓国軍の合同参謀本部も9日、「一定の水準を確保しているがまだ高度化されてはいない」と明らかにしていました。
一方、日本については、一部の政治家の歴史認識や、島根県の竹島に対する領有権の主張が未来志向の両国関係を妨げていると指摘しています。
しかし、去年11月に締結した、安全保障上の機密情報を共有・保護するための協定によって、北の核やミサイルの脅威に効果的に対応できるようになると評価し、防衛分野でのさらなる交流を進めていくとしています。