EUのコロナワクチン、一部加盟国に優先的に分配へ

(VOVWORLD) - EU=欧州連合は1日、第2・四半期に確保予定の新型コロナウイルスワクチンの一部について、ワクチンを最も必要としている5カ国に優先的に分配することで合意しました。

EUは、加盟27カ国の人口規模に応じてワクチンを分配してきましたが、第2・四半期にアメリカ製薬大手・ファイザーと独ビオンテックから供給されるワクチン1000万回分について、285万回分をブルガリア、クロアチア、エストニア、ラトビア、スロバキアの5カ国に分配することを決めました。

エストニアのカラス首相は「EUの連帯と協力だ」と述べ、この合意を評価しました。同国が追加で6万2000回分のワクチン供与を受けると述べました。

一方、オーストリア、チェコ共和国、スロバキアへのワクチン分配については変更されませんでした。

オーストリアは、国内の感染率や死亡率は高く、ワクチンの追加供給が必要だと訴え、チェコとともに5カ国への優先分配に反対しました。(ロイター)

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