(写真:africanews.com)
30日、エチオピアの首都アディスアベバで、AU=アフリカ連合首脳会議が行われました。席上、ズマ委員長の後任としてチャドのムーサ・ファキ・マハマト外相を選出しました。
1960年生まれのファキ氏はチャドで2003~05年に首相を務めた経験もあります。資源価格が低迷する逆風のなか、アフリカの経済発展に向けた改革をいかに進めるかが課題となります。AUはEU=欧州連合型の地域経済統合を目標に掲げます。
委員長は執行機関である「委員会」のトップです。一方、首脳会議では、AUの前身であるアフリカ統一機構を1985年に脱退していたモロッコの再加盟を賛成多数で承認しました。モロッコはアフリカで唯一AUに加盟していない国となっていました。