ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ


山崎  こんにちは、山崎千佳子です。 

ソン  こんにちは、ソンです。今日のハノイ便りは、ここのところベトナムで広がりを見せているダンススポーツについてお伝えします。

山崎 ダンススポーツ?初めて聞いた言葉です。どんなダンスですか?

ソン 国際的にはダンススポーツと呼ばれていますが、競技ダンスとも言われます。社交ダンスはあくまで社交を目的としたものですが、競技ダンスは技術を()うものになります。

山崎 競技ダンスでわかりました。競技用の社交ダンスですね。ベトナムで人気なんですか?

ソン はい。その競技ダンスがベトナムに伝わったのはおよそ20年前のことなんですが、この10年ぐらいで急速に広まってきました。競技としてもですけど、健康のためのスポーツとして流行っています。

山崎 へえ。意外な感じがします。ハノイの公園などでは、オリジナルの体操をしている人たちをよく見かけますけど、社交ダンスは見たことがないです。

ソン そうですか?結構いますよ。大人だけでやっているのが普通の社交ダンスを練習している人たちで、子供からお年寄りまでが参加しているのが競技ダンスのグループです。

山崎 イメージとしては逆の感じがしますが、競技用の方が幅広い年齢層の人たちがやっているんですね。

ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ - ảnh 1
公園で練習している母親と子ども

ソン はい。競技ダンスは、スポーツとして健康にいいだけでなくて、爽快感や達成感、連帯()感などもアップさせてくれます。

山崎 確かにいろいろな効果が期待できそうですね。運動と芸術の両面が鍛えられるのはダンスくらいかもしれないですね。そう考えるとお年寄りにも小さい子にもいいですね。

ソン そうなんです。心身()ともに成長できる競技ダンスは子供の能力を引き出すのに役立つと思います。

山崎 そうですね。今の時代、どこの国でも子供たちはゲームで遊ぶ子が多いですよね。子供の運動不足を心配する親も多いと思います。私もそうです。子供にはできるだけ運動させたいと思っています。

ソン 私もそうです。そういうことからも、競技ダンスが人気となっているんです。子供に競技ダンスをさせているハノイに住む女性(レー・フォン・タオさん)の話です。
(テープ)

「競技ダンスはなかなかハードですけど、健康にいいと思います。ベトナムでも人気ですが、世界中で行われているので、国際的というのもいいですね。うちの子は週2回レッスンしています。とても楽しいようで、夢中になっています。」

ソン 競技ダンスは、アンチエイジング効果も高いことから、お年寄りのクラブなどでも人気となっています。医療費の削減にも大いに貢献していると言われているんです。

山崎 それはいいですね。単なる運動ではなく、ダンスで楽しく健康を保つのは理想的ですね。

ソン はい。毎日、朝早い時間と夕方には、ハノイのさまざまな公園でそういうお年寄りの姿がよく見られます。

山崎 そのうちのお一人(チャン・ヴァン・テーさん)に話を聞いています。

「競技ダンスは中年層や年寄りの記憶力向上に役立つと思います。体の動作やステップの数をきちんと覚えなければならないからです。音楽と合わせて正確に動くことも大事です。記憶力が重要ですね。手や足、頭、呼吸などを音楽に合わせて、体全体を柔軟に動かさないとだめなんです。」

ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ - ảnh 2
2014年のハノイ青少年ダンススポーツ大会

山崎 社交ダンスの競技用ですから、ペアで踊るんですよね。ダンスを覚えることはもちろん、2人で息を合わせるのがまた大変そうです。ここで一曲、お送りしましょう。「~」です。

(曲)

山崎 「~」をお送りしました。 ハノイには、競技ダンスの教室というのはどれくらいあるんですか?

ソン 組織としてのダンスクラブ、グループはおよそ30あります。増えつつありますよ。

山崎 多いですね。それぞれが教室を開いているんですか?

ソン はい。学校や会社などで、ダンス教室が行われています。あるダンスクラブ主任(ヴォ・タイン・チュンさん)の話です。(テープ)

「うちの教室には子供からお年寄りまでほとんどの年齢の生徒がいますが、一番多いのは若者ですね。50人から70人ぐらいいます。また、ハノイだけでなく、東北部フート省の省都ベトチ市でも教室を開いています。学校や政府系機関、民間の会社など、多くの団体でもクラスを開講しています。」

山崎 現在、ベトナムでの競技ダンス人口は、およそ30万人ということです。多いですね。プロの選手もいるんですか?

ソン はい。プロ選手は各国で開催される大会に出場したり、世界的に有名な選手から指導を受けるなど、経験を積んでいます。アジアの競技ダンスでは、ベトナムは急成長をとげている国なんですよ。

山崎 そうなんですか。なにか成績を残しているんですか?

ソン 2009年にベトナムで開催された第三回アジア室内競技大会では、競技ダンスで金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得しています。

ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ - ảnh 3
ダンススポーツのハノイオープン2013

山崎 金メダル2個はすごいですね。それでまたベトナム国内で、競技ダンスが盛んになったんじゃないですか?

ソン そうですね。国内では、アマチュア向けの大会とプロの大会もよく行われています。また、競技ダンスの環境を整えるため、課外活動として小学校で試験的に取り入れられるようです。

山崎 才能ある子を早い時期に発掘できるかもしれませんね。

ソン 私の上の子供は今、小学校1年生なんですが、学校の新年度の9月から競技ダンスクラブが始まるということです。

山崎 ベトナムの学校は9月始まりですからね。お子さんはクラブに入るんですか?

ソン はい。歌や踊りが大好きなんです。

山崎 プリキュアの歌も得意なんですよね(笑)。将来は世界的なダンサーでしょうか?

ソン いえいえ(笑)。もちろん子供のやる気次第ですけど、親としては元気にのびのび運動してくれればいいですね。ダンスを通じて心も体も成長してくれればと思います。

山崎 学校の活動に取り入れるというのは、ベトナムでの競技ダンスの更なる発展が期待できますね。競技ダンスの審査員(グエン・ダン・フックさん)の話です。

(テープ)

「競技ダンス人口は、様々な年齢層で年々増えています。レベルも高くなってきています。これからの課題は、学校を始めとして全国に競技ダンスを広めていくことです。ルールやガイダンスなどを統一して、普及させていきたいです。」

山崎 こんなふうに力を入れて普及に取り組むと、世界大会の上位は全てベトナム人ペアという日が来るかもしれませんね。社交ダンス人口が世界一と言われている日本もがんばりましょう。ではおしまいに、一曲お送りしましょう。「~」です。

(曲)

「~」をお送りしました。

今日のハノイ便りは、ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ、競技ダンスについてお伝えしました。それでは、今日はこのへんで。



山崎  こんにちは、山崎千佳子です。 

ソン  こんにちは、ソンです。今日のハノイ便りは、ここのところベトナムで広がりを見せているダンススポーツについてお伝えします。

山崎 ダンススポーツ?初めて聞いた言葉です。どんなダンスですか?

ソン 国際的にはダンススポーツと呼ばれていますが、競技ダンスとも言われます。社交ダンスはあくまで社交を目的としたものですが、競技ダンスは技術をうものになります。

山崎 競技ダンスでわかりました。競技用の社交ダンスですね。ベトナムで人気なんですか?

ソン はい。その競技ダンスがベトナムに伝わったのはおよそ20年前のことなんですが、この10年ぐらいで急速に広まってきました。競技としてもですけど、健康のためのスポーツとして流行っています。

ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ - ảnh 4
公園でダンススポーツ練習している母親と子ども

山崎 へえ。意外な感じがします。ハノイの公園などでは、オリジナルの体操をしている人たちをよく見かけますけど、社交ダンスは見たことがないです。

ソン そうですか?結構いますよ。大人だけでやっているのが普通の社交ダンスを練習している人たちで、子供からお年寄りまでが参加しているのが競技ダンスのグループです。

山崎 イメージとしては逆の感じがしますが、競技用の方が幅広い年齢層の人たちがやっているんですね。

ソン はい。競技ダンスは、スポーツとして健康にいいだけでなくて、爽快感や達成感、連帯感などもアップさせてくれます。

山崎 確かにいろいろな効果が期待できそうですね。運動と芸術の両面が鍛えられるのはダンスくらいかもしれないですね。そう考えるとお年寄りにも小さい子にもいいですね。

ソン そうなんです。心身ともに成長できる競技ダンスは子供の能力を引き出すのに役立つと思います。

山崎 そうですね。今の時代、どこの国でも子供たちはゲームで遊ぶ子が多いですよね。子供の運動不足を心配する親も多いと思います。私もそうです。子供にはできるだけ運動させたいと思っています。

ソン 私もそうです。そういうことからも、競技ダンスが人気となっているんです。子供に競技ダンスをさせているハノイに住む女性(レー・フォン・タオさん)の話です。
(テープ)

「競技ダンスはなかなかハードですけど、健康にいいと思います。ベトナムでも人気ですが、世界中で行われているので、国際的というのもいいですね。うちの子は週2回レッスンしています。とても楽しいようで、夢中になっています。」

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2014年のハノイ青少年ダンススポーツ大会

ソン 競技ダンスは、アンチエイジング効果も高いことから、お年寄りのクラブなどでも人気となっています。医療費の削減にも大いに貢献していると言われているんです。

山崎 それはいいですね。単なる運動ではなく、ダンスで楽しく健康を保つのは理想的ですね。

ソン はい。毎日、朝早い時間と夕方には、ハノイのさまざまな公園でそういうお年寄りの姿がよく見られます。

山崎 そのうちのお一人(チャン・ヴァン・テーさん)に話を聞いています。

「競技ダンスは中年層や年寄りの記憶力向上に役立つと思います。体の動作やステップの数をきちんと覚えなければならないからです。音楽と合わせて正確に動くことも大事です。記憶力が重要ですね。手や足、頭、呼吸などを音楽に合わせて、体全体を柔軟に動かさないとだめなんです。」

山崎 社交ダンスの競技用ですから、ペアで踊るんですよね。ダンスを覚えることはもちろん、2人で息を合わせるのがまた大変そうです。ここで一曲、お送りしましょう。「~」です。

(曲)

山崎 「~」をお送りしました。 ハノイには、競技ダンスの教室というのはどれくらいあるんですか?

ソン 組織としてのダンスクラブ、グループはおよそ30あります。増えつつありますよ。

山崎 多いですね。それぞれが教室を開いているんですか?

ソン はい。学校や会社などで、ダンス教室が行われています。あるダンスクラブ主任(ヴォ・タイン・チュンさん)の話です。
(テープ)

「うちの教室には子供からお年寄りまでほとんどの年齢の生徒がいますが、一番多いのは若者ですね。50人から70人ぐらいいます。また、ハノイだけでなく、東北部フート省の省都ベトチ市でも教室を開いています。学校や政府系機関、民間の会社など、多くの団体でもクラスを開講しています。」

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2013年のダンススポーツのハノイオープン

山崎 現在、ベトナムでの競技ダンス人口は、およそ30万人ということです。多いですね。プロの選手もいるんですか?

ソン はい。プロ選手は各国で開催される大会に出場したり、世界的に有名な選手から指導を受けるなど、経験を積んでいます。アジアの競技ダンスでは、ベトナムは急成長をとげている国なんですよ。

山崎 そうなんですか。なにか成績を残しているんですか?

ソン 2009年にベトナムで開催された第三回アジア室内競技大会では、競技ダンスで金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得しています。

山崎 金メダル2個はすごいですね。それでまたベトナム国内で、競技ダンスが盛んになったんじゃないですか?

ソン そうですね。国内では、アマチュア向けの大会とプロの大会もよく行われています。また、競技ダンスの環境を整えるため、課外活動として小学校で試験的に取り入れられるようです。

山崎 才能ある子を早い時期に発掘できるかもしれませんね。

ソン 私の上の子供は今、小学校1年生なんですが、学校の新年度の9月から競技ダンスクラブが始まるということです。

山崎 ベトナムの学校は9月始まりですからね。お子さんはクラブに入るんですか?

ソン はい。歌や踊りが大好きなんです。

山崎 プリキュアの歌も得意なんですよね(笑)。将来は世界的なダンサーでしょうか?

ソン いえいえ(笑)。もちろん子供のやる気次第ですけど、親としては元気にのびのび運動してくれればいいですね。ダンスを通じて心も体も成長してくれればと思います。

山崎 学校の活動に取り入れるというのは、ベトナムでの競技ダンスの更なる発展が期待できますね。競技ダンスの審査員(グエン・ダン・フックさん)の話です。
(テープ)

「競技ダンス人口は、様々な年齢層で年々増えています。レベルも高くなってきています。これからの課題は、学校を始めとして全国に競技ダンスを広めていくことです。ルールやガイダンスなどを統一して、普及させていきたいです。」

山崎 こんなふうに力を入れて普及に取り組むと、世界大会の上位は全てベトナム人ペアという日が来るかもしれませんね。社交ダンス人口が世界一と言われている日本もがんばりましょう。ではおしまいに、一曲お送りしましょう。「~」です。

(曲)

「~」をお送りしました。

今日のハノイ便りは、ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ、競技ダンスについてお伝えしました。それでは、今日はこのへんで。

山崎  こんにちは、山崎千佳子です。 

ソン  こんにちは、ソンです。今日のハノイ便りは、ここのところベトナムで広がりを見せているダンススポーツについてお伝えします。

山崎 ダンススポーツ?初めて聞いた言葉です。どんなダンスですか?

ソン 国際的にはダンススポーツと呼ばれていますが、競技ダンスとも言われます。社交ダンスはあくまで社交を目的としたものですが、競技ダンスは技術をうものになります。

山崎 競技ダンスでわかりました。競技用の社交ダンスですね。ベトナムで人気なんですか?

ソン はい。その競技ダンスがベトナムに伝わったのはおよそ20年前のことなんですが、この10年ぐらいで急速に広まってきました。競技としてもですけど、健康のためのスポーツとして流行っています。

ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ - ảnh 7
公園でダンススポーツ練習している母親と子ども

山崎 へえ。意外な感じがします。ハノイの公園などでは、オリジナルの体操をしている人たちをよく見かけますけど、社交ダンスは見たことがないです。

ソン そうですか?結構いますよ。大人だけでやっているのが普通の社交ダンスを練習している人たちで、子供からお年寄りまでが参加しているのが競技ダンスのグループです。

山崎 イメージとしては逆の感じがしますが、競技用の方が幅広い年齢層の人たちがやっているんですね。

ソン はい。競技ダンスは、スポーツとして健康にいいだけでなくて、爽快感や達成感、連帯感などもアップさせてくれます。

山崎 確かにいろいろな効果が期待できそうですね。運動と芸術の両面が鍛えられるのはダンスくらいかもしれないですね。そう考えるとお年寄りにも小さい子にもいいですね。

ソン そうなんです。心身ともに成長できる競技ダンスは子供の能力を引き出すのに役立つと思います。

山崎 そうですね。今の時代、どこの国でも子供たちはゲームで遊ぶ子が多いですよね。子供の運動不足を心配する親も多いと思います。私もそうです。子供にはできるだけ運動させたいと思っています。

ソン 私もそうです。そういうことからも、競技ダンスが人気となっているんです。子供に競技ダンスをさせているハノイに住む女性(レー・フォン・タオさん)の話です。
(テープ)

「競技ダンスはなかなかハードですけど、健康にいいと思います。ベトナムでも人気ですが、世界中で行われているので、国際的というのもいいですね。うちの子は週2回レッスンしています。とても楽しいようで、夢中になっています。」

ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ - ảnh 8
2014年のハノイ青少年ダンススポーツ大会

ソン 競技ダンスは、アンチエイジング効果も高いことから、お年寄りのクラブなどでも人気となっています。医療費の削減にも大いに貢献していると言われているんです。

山崎 それはいいですね。単なる運動ではなく、ダンスで楽しく健康を保つのは理想的ですね。

ソン はい。毎日、朝早い時間と夕方には、ハノイのさまざまな公園でそういうお年寄りの姿がよく見られます。

山崎 そのうちのお一人(チャン・ヴァン・テーさん)に話を聞いています。

「競技ダンスは中年層や年寄りの記憶力向上に役立つと思います。体の動作やステップの数をきちんと覚えなければならないからです。音楽と合わせて正確に動くことも大事です。記憶力が重要ですね。手や足、頭、呼吸などを音楽に合わせて、体全体を柔軟に動かさないとだめなんです。」

山崎 社交ダンスの競技用ですから、ペアで踊るんですよね。ダンスを覚えることはもちろん、2人で息を合わせるのがまた大変そうです。ここで一曲、お送りしましょう。「~」です。

(曲)

山崎 「~」をお送りしました。 ハノイには、競技ダンスの教室というのはどれくらいあるんですか?

ソン 組織としてのダンスクラブ、グループはおよそ30あります。増えつつありますよ。

山崎 多いですね。それぞれが教室を開いているんですか?

ソン はい。学校や会社などで、ダンス教室が行われています。あるダンスクラブ主任(ヴォ・タイン・チュンさん)の話です。
(テープ)

「うちの教室には子供からお年寄りまでほとんどの年齢の生徒がいますが、一番多いのは若者ですね。50人から70人ぐらいいます。また、ハノイだけでなく、東北部フート省の省都ベトチ市でも教室を開いています。学校や政府系機関、民間の会社など、多くの団体でもクラスを開講しています。」

ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ - ảnh 9
2013年のダンススポーツのハノイオープン

山崎 現在、ベトナムでの競技ダンス人口は、およそ30万人ということです。多いですね。プロの選手もいるんですか?

ソン はい。プロ選手は各国で開催される大会に出場したり、世界的に有名な選手から指導を受けるなど、経験を積んでいます。アジアの競技ダンスでは、ベトナムは急成長をとげている国なんですよ。

山崎 そうなんですか。なにか成績を残しているんですか?

ソン 2009年にベトナムで開催された第三回アジア室内競技大会では、競技ダンスで金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得しています。

山崎 金メダル2個はすごいですね。それでまたベトナム国内で、競技ダンスが盛んになったんじゃないですか?

ソン そうですね。国内では、アマチュア向けの大会とプロの大会もよく行われています。また、競技ダンスの環境を整えるため、課外活動として小学校で試験的に取り入れられるようです。

山崎 才能ある子を早い時期に発掘できるかもしれませんね。

ソン 私の上の子供は今、小学校1年生なんですが、学校の新年度の9月から競技ダンスクラブが始まるということです。

山崎 ベトナムの学校は9月始まりですからね。お子さんはクラブに入るんですか?

ソン はい。歌や踊りが大好きなんです。

山崎 プリキュアの歌も得意なんですよね(笑)。将来は世界的なダンサーでしょうか?

ソン いえいえ(笑)。もちろん子供のやる気次第ですけど、親としては元気にのびのび運動してくれればいいですね。ダンスを通じて心も体も成長してくれればと思います。

山崎 学校の活動に取り入れるというのは、ベトナムでの競技ダンスの更なる発展が期待できますね。競技ダンスの審査員(グエン・ダン・フックさん)の話です。
(テープ)

「競技ダンス人口は、様々な年齢層で年々増えています。レベルも高くなってきています。これからの課題は、学校を始めとして全国に競技ダンスを広めていくことです。ルールやガイダンスなどを統一して、普及させていきたいです。」

山崎 こんなふうに力を入れて普及に取り組むと、世界大会の上位は全てベトナム人ペアという日が来るかもしれませんね。社交ダンス人口が世界一と言われている日本もがんばりましょう。ではおしまいに、一曲お送りしましょう。「~」です。

(曲)

「~」をお送りしました。

今日のハノイ便りは、ベトナムで広がりを見せているダンススポーツ、競技ダンスについてお伝えしました。それでは、今日はこのへんで。

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