(VOVWORLD) -現在、ホーチミン市が提唱してきたブック・アンド・アクション・プロジェクトは読書の習慣を広め、若者をはじめ、すべての人々の精神生活の水準を向上させるため、南部の各地方で多くの活動を展開しています。
リー・バン・ラム高校のブック アンド アクション クラブ |
その中で、ベトナム最南端にあるカマウ省のカマウ市にある学校でも読書文化を広めるため、このプロジェクトが展開されています。
カマウ市のリー・バン・ラム村にあるリー・バン・ラム中・高等学校は最近、ホーチミン市のブックス・アンド・アクション・プロジェクトから寄贈された本棚を受け取りました。ブック・アンド・アクション・クラブに参加する生徒たちは自分の書籍コーナーを飾り、書籍資金を集め、自分の図書図書館を運営することができます。このプロジェクトは、若者に読書習慣を広めることに寄与してきました。リー・バン・ラム高校1年生のドアン・トゥ・タオさんは次のように語りました。
(テープ)
「本を読むことで知識が得られ、そこから行動を起こして、夢を履行するための経験が得られます。私の学校のブック・アンド・アクション・クラブの指針も、読書が行動につながるということです」
一方、リー・バン・ラム高校1年生のカオ・チョン・ギアさんは次のように語りました。
(テープ)
「本は多くの良い利益をもたらすため、人生の重要な一部です。この本を読むことにより、私たちが貴重な教訓や見識を得るようになります。これは私の人生に非常に重要な役割を担っています」
リー・バン・ラム中・高等学校はホーチミン市ブック アンド アクション プロジェクトがカマウ省で展開されているブック アンド アクション クラブの10校の一つです。現在、ブック アンド アクションクラブに参加する生徒の数はますます増えています。現在、各々の学校にあるブック アンド アクションクラブは、無料で読書できる図書室や本棚を設置してきました。
さらに、これらのクラブはブックデー、ブックナイト、ブックフェア、ブックコンテストなどの読書奨励活動を定期的に開催します。また、これらのクラブは学生が書籍の知識を実践的に活用できるように、慈善活動、募金活動、ビジネスなどのキャンペーンも展開しています。ホーチミン市のブック・アンド・アクション・プロジェクトの担当者、ド・グエン・フオン・ザンさんは次のように述べました。
(テープ)
「カマウ省でブック・アンド・アクション・プロジェクトが展開されたのは今回が初めてです。私たちはこのプロジェクトの展開により、生徒たちが新しい活動を体験できるようになることを期待しています」
若者が暇な時間を使って何をしているかに関して、社会経済環境研究所が最近実施したアンケート調査によりますと、若者のほぼ42% がインターネットにアクセスすると答え、20% が映画を鑑賞すること、16.7% が音楽を聴くこと、15%だけが本を読むということが分かりました。多くの視聴覚メディアやソーシャル・ネットワークなどの急速な普及により、若者の多くの時間が奪われています。
若者がデジタル時代における紙の本の価値を正しく認識できるよう、そして、若者の本への愛着を目覚めさせるようにどうすればいいかということは、ブックス・アンド・アクション・プロジェクトの目標です。すべての生徒、学生に読書習慣を普及させることはより良い社会を築くために役立つとされています。
ブック アンド アクション クラブの発展は、読書文化を広げ、生徒、学生の人格の育成にも役立っています。また、ブックス・アンド・アクション・プロジェクトはカマウ市の多くの生徒、学生が知識にアクセスできる機会を増やすことに寄与しています。