オールドボイス愛好家のロンさん

首都ハノイ市ホアン・マイ(HoangMai)区ファン・ディン・ゾット(PhanDinhGiot)通りにあるグェン・フウ・ロン(NguyenHuuLong)さんの店には、長年にわたり、オールドボイスの古い音を好む愛好家たちの馴染の目的地となっています。店の中に入ると、1980年代以前の様々なレコーダーやスピーカーなどが沢山並んでいます。

オールドボイス愛好家のロンさん - ảnh 1
ファム・トアン・ゴックさんは、他の3人と共に座り、これらの中古機器について評論しあっています。(テープ)

「私たちは、ここへ買うために来ているわけではありません。皆は、お茶を飲みながら、アンプとスピーカーを組み合わせた音がどのようになるかを聴くのです。ロンさんの家は、音響機器がかなり豊富ですので、クラッシクの音声愛好家を満足させています。」

ゴックさんはこのように語りました。

ロンさんは幼い頃からクラシックの音声が好きでした。現在、この興味は彼の生活の一部となっています。(テープ)

「私は子供の頃から音声に興味がありました。1997年当時、我が家は、祖父母から継承したスピーカーやレコーダーなどを使っていました。その時、それらの機器は高級品でしたが、使えることだけでも本当にラッキーでした。現在でも、中古の音響機器収集という趣味は続いていますよ。」

オールドボイス愛好家のロンさん - ảnh 2

このように語ったロンさんは「普段、夕方に会社から帰ってきて、オールドボイス愛好家と集い、収集したばかりの製品について話し合う」と明らかにしました。

長年にわたってロンさんの知り合いであるカインさんは、次のように語っています。

(テープ)

「この店がオープンした頃、ロンさんの知り合いになりました。ロンさんは元々単なるクラッシクの音愛好家でした。かれは、音声分析と音声処理などに関する経験があります。」

カインさんはこのように語りました。

ロンさんは「CDやDVDテープが発売されて以来、円盤式プレーヤーとテープレコーダーの使用が少なくなった。半世紀前に使用していたテープレコーダー、アンプシステムは部屋の片隅に置いた。しかし、最近、円盤式プレーヤーとテープレコーダーのアナログ音の方が自然音を出したことを理解してから、一時的に使用しなくなったものは再び生活に出現するようになっている」と明らかにし、次のように語りました。        (テープ)

「この5年、オールドボイス音愛好家は増えています。過去に円盤式プレーヤーやテープレコーダーを使用したことのある人々は古い音を復活させたいのです。私は本当に古い音に夢中になっています。オールドボイスは素朴で、精密度が高いだけでなく、非常に聴き心地が良いのです。これまでも、アナログ音声は最高の音として存在していると思います。」

ロンさんはこのように語りました。

ロンさんの店には、中古ラジオの展示コーナーがあります。これらの中古ラジオについて、ロンさんはつのように紹介しています。(テープ)

「幾つかのラジオは側面のデザインが美しいので装飾目的で買いました。例えば、1930年代、40年代の中古ラジオです。デザイナーはこれらのラジオに心を込めています。ラジオの裏面は木製、ノブも木製または銅で出来ています。特に、スピーカーカバーは美しい布、それも手織りで出来ているんですよ。」

ロンさんはこのように語りました。

ロンさんにとって、毎日に欠くことのできご飯や服装のように、オールドボイスは馴染みの環境となっていることでしょう。

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