ドラゴンフルーツの製品生産に熱心な人レ・グエンさん
ドラゴンフルーツ
南部ビントアン省ハムドック(Hamduc)ドラゴンフルーツ共同生産組合は2015年11月に設立されました。その1年後、同組合が生産したドラゴンフルーツは、国内で愛用されるだけでなく、何ヶ国かにも輸出されるようになりました。
ドラゴンフルーツの産地はビントアン省です。数年前まで、ドラゴンフルーツの販売価格は高かったのですが、現在、安値になった為、栽培業者は困難となっています。こうした状況で、レ・グェンさんは、ドラゴンフルーツを買い取るドラゴンフルーツ共同生産組合を発足させました。
レ・グェンさん(中央)
同組合会長のレ・グェンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「共同生産組合がワインを製造する為、ドラゴンフルーツを買い取るようになってから、卸売業者から価格の値引きがなくなりました。現在、私たちは、赤いドラゴンフルーツのワインと白いドラゴンフルーツのワインを製造しています。この2種類のワインは、健康増進に良いとされています。」
レ・グェンさんはドラゴンフルーツからワインを造るだけでなく、様々な製品を作っています。例えば、ドライドラゴンフルーツ、ドラゴンフルーツジュースなどです。これにより、ドラゴンフルーツの売れ行きが好調になり、それに伴い、農民の生活も改善されてきました。
ハムドックドラゴンフルーツ共同生産組合の会員グェン・テイ・ハイさんは次のように語っています。
(テープ)
「共同生産組合に加入してから、私の生活は好転するようになりました。会長のレ・グエンさんの関心を受けて、私たちの仕事と生活は安定しています。大変な仕事ではありませんので、老人でもできますよ。」
これまでに、共同生産組合の製品は、国内各地に出荷されてきました。まもなく、中国にも輸出されます。レ・グエンさんは次のように明らかにしています。
(テープ)
「ドラゴンフルーツ栽培地区に生産工場を開設する計画です。生産工場は、女性労働者を優先的に雇います。この仕事は女性に向いているからです。」
レ・グエンさんはドラゴンフルーツの価格が不安定状況の中で、自信を持って現地の栽培業者に新たな方向を作り出してきました。彼女はビントアン省で新たなモデルの生産組合を設立しました。こうしたモデルは他の地方から拡大され始めています。