モミ乾燥機を開発したナム・ニャさん

モミ乾燥機を開発したナム・ニャさん - ảnh 1
ナム・ニャさんと翼

南部アンザン省ロンスエン市ビンドク村落に住むズオン・スアン・クアさんは元々農民でしたが、南部メコンデルタ地域における近代的かつ大規模な籾乾燥機を開発した人として広く知られています。彼の籾乾燥機は、農民たちに低コストで収益の増加をもたらしたからです。

クアさんは、ナム・ニャという別名があります。中学校卒業後、ナム・ニャさんは農業にたずさわったのち、結婚しました。2002年に、ナム・ニャンさんは鉄製のドア製造工場を開設しました。それから、偶然ながら籾乾燥機の開発者になるのです。ある日、知り合いの人の家を訪れた際に、籾を乾燥させている鉄製の翼をじっと見つめていました。友達によると、その翼は高い価格で買ったとのことでした。それをきっかけに、ナム・ニャさんは自分も同様の翼を製造することにしました。翼を作った後ナム・ニャさんは、乾燥機の部品を製造したのです。2003年に、彼は、初の籾乾燥機を製造するようになりました。この製造機は、値段は安くて、1回に10トンの籾を乾燥できるという効率の良さですから、多くの農民に愛用されました。

ナム・ニャさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「自分で研究したり、農民から経験を得た結果、この乾燥機が出来あがりました。この機械は農民から愛用されるものとなっています。」

モミ乾燥機を開発したナム・ニャさん - ảnh 2

2005年に、ナム・ニャさんは乾燥機を製造し始めました。彼が製造した乾燥機は、値段が手ごろで、狭い農地に合います。そして、もっと高い効果を遂げるため、ナム・ニャさんは大型乾燥機を製造することにしました。この乾燥機は、他の同じ効率の乾燥機と比べて、籾に傷をつけず、完全に乾燥させる上、コストダウン、収益向上、燃料節約いいことづくめです。ナム・ニャさんによりますと、国内のみならず、隣国のカンボジアからの多くの注文を受けています。南部メコンデルタ地域だけでは、2007年以降、「ナム・ニャ」という称号で、1300台の籾の乾燥機が出荷された他、40台がカンボジアに輸出されました。

ナム・ニャさんの業績について、アンザン省農業農村開発局のドアン・ゴク・ファ副局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「ナム・ニャさんは優れた創造力を持っています。それは、燃料を節約する翼を製造すると同時に、作業の効率アップや人員削減の為、搬送機・張込み関係などを導入しました。ナム・ニャさんは農業機械部門において多くの改善をしており、歓迎されるべき人です。」

2012年に、デンマーク政府の支援を受けたナム・ニャさんは人員の3分の2を削減し、搬送時間を節約し、一回の乾燥可能量にあたり100トンに達する自動軸つけ乾燥機の製造を成功させました。

モミ乾燥機を開発したナム・ニャさん - ảnh 3

ナム・ニャさんは次のように語りました。

(テープ)

「前から、農民たちは外国製品を好んでいました。でも、輸入製品に依頼せず、自動乾燥機を製造することにしました。この機械は、値段は安いですが、効率は高いです。乾燥した籾は一年中保管しても、変質しないですよ。」

ナム・ニャさんが製造した籾乾燥機は今後も広く使用されるよう期待しましょう。

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