北部ソンラー省ソンマ町では、スッポン養殖運動を先駆けた農民がいます。それは、フォンソン共同生産組合の主任レ・チョン・カインさんです。
カンさんの話によりますと、2006年から、スッポンの養殖を始めました。当初、スッポンの養殖に関する経験が無い為、多くの困難に遭いました。カインさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「当初、経験が無かっため、多くのスッポンが死にました。行政当局が開いた訓練コースに参加し、農業大学水産物科の先生にスッポンの養殖方法を指導してもらったお陰で、スッポンの死亡率がはるかに下がりました。」
現在、カインさんの家庭は、4千平方メートルの養殖場に220カップルの繁殖用と数十匹の食用のスッポンを飼育しています。スッポンのカップルは年平均25~30匹の子を産みます。今年、スッポンの繁殖量は3千匹に達すると予測されています。昨年、スッポンの経営による収入はおよそ3億ドン、約150万円ほどに達しました。他の水産物の養殖と農作業と比べると、スッポンの養殖は高い収入ですが、資金と養殖技術が求められます。
カインさんは経済発展に励むだけでなく、現地住民にスッポンの養殖方法を伝えました。2012年に、行政当局の支援を受けて、カインさんが主任を勤めるフォンソン共同生産組合が発足しました。カインさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「我が共同生産組合は15人で構成されています。メンバーらは常に生産、技術及び消費に関する経験を交換し合います。養殖過程において困難があったら、共同生産組合は会合を行い、解決策を出し合います。」
2013年に、フォンソン共同生産組合は5ヘクタールの養殖場の中の3ヘクタールがスッポンの養殖場でした。メンバーの一人であるハー・ディン・ヒエsanは次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、水産物の養殖に先進技術を導入し、疫病対策を遵守したお陰で、水産物の質的が高いです。カインさん生産組合の主任として牽引役を立派に果たしています。彼は、熱意ある人だと思います。」
かつて、フォンソン共同生産組合が養殖したスッポンは主に中国に輸出しましたが、現在では、国内多くの省、市に出荷されるようになりました。そのお陰で、農民の生活が安定化するようになりました。それはカインさんの功労によるところが大きいといえるでしょう。