犯人防止警察庁の麻薬防止課のルバンヒィン士官は35歳の若さで犠牲になった
10月13日、ベトナム山岳地帯デンビェン省の国境地域にある犯人防止警察庁の麻薬防止課のルバンヒィン士官は35歳の若さで犠牲になりました。
彼は少数民族タイ族出身で、デンビェン省、ポー村に生まれました。ルバンヒィンさんは麻薬犯人二人を追跡した時、犯人が持っていたナイフで胸にを刺されました。その二人の犯人が逮捕されましたがその若い士官は犠牲になりました。
ルバンヒィンさんの家族は4人の兄弟で、彼は3番目でした。彼の父親であるルバンマウさんの話によりますと、ヒィンさんは幼い頃から、警察官になりたいという夢を追いかけ、その夢は実現しました。ヒィンは母国の安全のため、身を捧げました。彼の遺族の全員は苦しんでいますが彼の犠牲は故郷に住む少数民族の人々の誇りとなっています。
また、ルバンヒィンさんは2002年結婚して、二人の子供、男の子は10歳、女の子は6歳です。彼の奥さんであるロティテェンさんは常に自分のご主人の仕事に同感していました。生前、彼は出張で家族と3,4週間あるいは1ヶ月間も離れていました。彼の葬式で涙に満ち溢れた奥さんは次のように語りました。
(テープ)
「主人は毎日忙しかったです。夜8時まで彼が帰らない時は、私達はメッセージを送りました。主人は忙しくても私と頻繁に連絡をしました」
このように語ったティンさんは夫婦生活の思い出を回想し、次のように述べています。
(テープ)
「主人は花を手入れするのが大好きでした。彼は花や肥料を買ったり、家の歌壇を造りました。」
また、ルバンヒィンさんの同僚の話によりますと、彼は仕事面に熱心で、勇敢でした。彼は様々な表彰状を授与されました。特に長年にわたり、ラオスとベトナムとの国境地域における麻薬防止作業で優秀な成績を納めたのでラオス政府から表彰状を授与されました。デンビェン省警備部隊司令部の指導者であるグェンタインジュ大佐は次のように語りました。
(テープ)
「麻薬防止作業において、ヒィンさんは経験に富む警察官でした。特に、この地域の出身なので、各少数民族の風俗、習慣を把握した上で、仕事を効果的にやっていました。」
一方、ルバンヒィンさんの同僚であるグェンタンテンさんは次のように語りました。
(テープ)
「彼はやさしい心を持っていて、いつも新人警察官を手伝っていました。彼の犠牲は我々にとって、大きな損失となっています」
ルバンヒィンさんの跡を継ぐデンビェン省の麻薬犯罪防止課の警察官たちは夜昼を問わず、ベトナムとラオスの国境地域に住む住民の安全を保障するため、静かに全力を上げて、取り組んでいます。