沿海暮しの貧しい女性を支援するホンさん

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ホンさん

首都ハノイにある海の贈り物有限会社は2011年に発足しましたが、沿海に暮らす貧しい女性数百人に対して無料で職業訓練を行ってきました。タン・ティ・ズエン・ホンさんが社長を務めるこの会社は先日「創意工夫を凝らす女性の日」というコンクールで授賞しました。

中部沿海地方のゲアン(NgheAn)省で生まれ、ハノイ文化大学を卒業後のホンさんは、海洋生物資源保護とコミュニティ開発センターで働きました。数年に渡り、海洋生物資源の保存作業に従事してきたホンさんは海洋環境の維持と現地の貧しい女性に対し仕事の斡旋をしてやりたくなりました。その後、2011年に、ホンさんは海の「贈り物有限会社」を勝手に発足することにしました。ホンさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「貧しい沿海地方に生まれた私は沿海住民の生活が良く分かります。地元の女性はとても大変なので、困難な状態にある女性に仕事を与える為に、会社を設立することにしました。それと同時に、わが社の活動を通して、ベトナム海洋の生物資源の保存に寄与したいのです。」

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ホンさんの会社はわずか3年あまりで、350人余の貧しい女性に貝殻細工の手仕事を訓練させてきました。国内外の観光客が貝殻細工製品を好んでいることを知り、ホンさんは生産活動を拡大させることにしました。これは、多くの貧困な女性に仕事を提供することでもあるのです。現在、ホンさんは全国の7つの省と市で、貧困な女性向けの職業訓練プロジェクトを展開しています。ホンさんは又次のように明らかにしました。

(テープ)

「私たちは、生産活動と職業訓練の拡大を強化しています。我が社は、海洋生物資源の保存に関する知識を向上し、貧しい女性らが安定した仕事を持つようになり、海洋保護区での開発活動を抑制することになります。」

ホンさんが7年間にわたって研究活動を行ってきた北部ナムディン(NamDinh)省ザオ・チュウ県にあるスアン・チュウ国立公園では、多くの貧困女性が職業訓練を受け、ザオスアンコミュニティエコツアー合作社のメンバーになりました。それらの女性らの一人であるフン・ティ・ティンさんは「職業訓練を受けたお陰で、現在、貝殻で独特なお土産を作れるようになった。多くの女性らは会社に製品を提供しながら、海からの製品専門店を開いている。」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「私たちは漁に出ることが出来ないので、家にいるだけです。以前、仕事は無かったんですが、ホンさんのお陰で、現在、貝殻細工の職業を身に付けるようになりました。これは私たちに合い、生活改善に繋がる仕事です。」

ホンさんは「貧困状態にある女性に仕事を与えることと、海洋資源の持続可能な利用に寄与することは最大の励みとなる」と明らかにしています。

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