北部イエンバイ省イエンバイ市ツイ・ロク村で生まれ育ったグェン・フン・クオンさんは1967年から自発的に南部の戦場に参戦しました。1975年の南部完全解放後に、彼は退役して帰郷しました。その後、結婚し、5人の子どもに恵まれました。当時、クオンさんの家族はとても生活が大変でした。その為、彼は、その困難を乗り越えるため、色々と考えていました。その後、彼は、友達や親戚からお金を借りて、プラスチック廃棄処分工場を建設することにしました。
クオンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「私が退役して、故郷へ戻った頃に、生活は大変でした。その為、家族の生計を立てる方法を考えていました。廃棄物の買い取り、処分は環境衛生に繋がると共に、仕事の斡旋に寄与するのです。」
現在、クオンさんの工場はおよそ1トンの廃棄プラスチックを色々な製品に再生しました。これらの製品はハノイ市にある幾つかの会社に提供される他、中国にも輸出されています。その他、クオンさんの家庭は魚の養殖、豚や鶏を飼っています。そのお陰で、年収は2億5千万ドン、約125万円程あります。
クオンさんの工場では、常に10人の労働者がいます。これらの労働者は復員軍人たちの子どもです。その中のフン・ティ・ブイさんは次のように語っています。
(テープ)
「以前は家の畑仕事だけだったので、生活は大変でした。でも、クオンさんの工場で働くようになってから、その困難はなんとなく解消されました。」
復員軍人のクオンさんは経済発展の傍ら、新農村作り運動や慈善活動に積極的に参加しています。現在、彼はミンロン村落の復員軍人協会副会長、高齢者協会委員会委員です。
クオンさんについて、ツイロク人民委員会のグェン・ドク・ルアン会長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「クオンさんがやっているプラスチック処分モデルを高く評価しています。彼の家庭は現地の新農村作り運動に積極的に参加した家庭の一つです。」
かつての闘争に多大な功労があったため、クオンさんは国家から、一等、二等、三等の解放勲章、三等抗米救国勲章、及び米軍撲滅勇士という称号を与えられています。そして、今日では、彼は優れた生産経営者として何度も表彰状をもらっています。クオンさんのような人がどんどん出てゆくことが期待されています。