貧しい人々の為の復員軍人医師

貧しい人々の為の復員軍人医師 - ảnh 1



診療治療を行なっているギエップ医師(左)







この数年間にわたって、貧しい患者への訪問診療をする白髪のお爺さんの姿が南部ホーチミン市第5郡15号地区の住民にとって馴染となっています。その人は、115号軍医病院の元院長・ファン・テ・ギエップさんです。

定年退職してから17年経ちましたが、ギエップさんは休まず、医療部門の生徒に講義を行なったり、恵まれない患者への診療治療活動を継続しています。先ごろ、彼は、入党65周年バッチと賞金を授与されました。ギエップさんはこの賞金を地元の無金利融資基金に寄付しました。この基金を通して、現地の貧しい住民は生活を改善するようになってきました。

それらの住民の一人であるチェウ・レ・アンさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「私家の生活はとても困難です。無金利融資基金から500万ドンを借りて、喫茶店を開きます。今後の生活が改善されるよう望んでいます。」

ところで、2012年から、ギエップさんは15号地区人民委員会と連携して、慈善的診療グループを発足させました。それ以来、ギエップさんが主任役となるこのグループは恵まれない人々に診療治療と薬の提供を無料で行なってきました。さらに、年に一度、ギエップさんはホーチミン市のボランティア医師団と共に、地元の貧しい家庭150世帯に「診療祭りの日」を行なっています。特に、お年よりの患者へ訪問診療をしています。その患者の一人であるゴ・ドク・シンさんは次のように語っています。

(テープ)

「ギエップさんは常に貧しい人、傷病軍人など恵まれない人々の体の具合に気を配っています。彼は、毎月私の元を訪れ、健康増進の方法や健康体操などを教えてくれます。」

それだけでなく、ギエップ医師は貧しい生徒を対象に奨学金の支給、自転車の贈呈、恵まれない家庭への医療保険の支給など社会的活動に積極的に参加しています。しかしながら、ギエップさんは難病で悩んでいます。

ギエップさんは次のように語りました。

(テープ)

「私は元気な限り頑張ります。そして『幸福を望むなら、幸福の源を作るようにすればよい』という言葉を思い出して、行動しています。」

このように語ったギエップさんによりますと、抗米救国闘争の最中に、獣の骨を磨いて、プレートやネジにして、負傷者の骨折部分を固定させた時もあったそうです。ギエップさんについて、ホーチミン市第5郡15号地区祖国戦線委員会のチャン・フォン・ホン会長は次のように語りました。

(テープ)

「ギエップ医師は定年退職してからも、地元の社会福祉活動に積極的に参加しています。それだけでなく、彼は常に、恵まれない人を支援しています」

復員軍人の医師ファン・テ・ギエップさんのような人は顕彰されるべきでしょう。

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