風習改革に挑む祖国戦線のザン・ア・チャンさん

風習改革に挑む祖国戦線のザン・ア・チャンさん - ảnh 1
ザン・ア・チャン(GiangATrang)氏

北部山岳地帯ラオカイ(LaoCai)省シマカイ(SiMaCai)県シンチェン(SinCheng)村のマオサオフィン(MaoSaoPhin)居住地祖国戦線委員長を務めるザン・ア・チャン(GiangATrang)氏は若いのに、時代後れの風習の撤廃、住民の安定な生活に常に取り組んでいます。

マオサオフィン居住地は特別困難地域にあります。住民の全ては民族モン族ですが、時代遅れの風俗習慣を維持しているのが現状です。同居住地祖国戦線委員長であるザン・ア・チャン氏はこれらの風習が現在の時代において、もう通用しないものであり、撤廃されるべきだと認識にしています。しかし、モン族の独特な文化を維持しながら、現地住民の「居住地での文化的生活作り」という運動への参加をどのように働きかけるかは極めて困難な問題です。しかし、ザン・ア・チャン氏はそれが出来るようになりました。

(テープ)

「とても困難でしたよ。当初、私たちは多くの世帯に一括に宣伝啓蒙活動を行いました。勿論、その時に彼らから反対の声を受けました。しかし、私たちは、何度も繰り返して宣伝し働きかけました。そして、皆が自分の行動を真似してもらうために、率先して行動しました。」

このように明らかにしたザン・ア・チャン氏は「毎年、祖国戦線委員会は具体的な行動計画をつくっている。宣伝啓蒙は常に行わなければなりません。これは会議の場でやるだけでなく、係員は常に住民に接触し、ただ話すだけでなく、目的を実践するまでに自発的に行動しなければならない。」と強調しました。

やると決意を固めたお陰で、多くの家庭に理解してもらえるようになりました。ザン・ア・チャン氏は忘れがたい思い出について、次のように明らかにしました。

(テープ)

「母親を亡くしたロー家のお爺さんは、お葬式を8日間に渡って行う予定でした。その為、私はその家庭の強い反対を緩和させる努力をしました。そして、葬式実行委員長と共に、その家族を説得できました。結局は、お葬式の日にちは4日間に短縮されました。」

現在、現地住民の生活はすっかり前向きに変わってきました。早婚ももう無くなりました。水牛やウシを肉にして、贅沢なパーティーの開催、死者の遺体を家の中に置くということなどは急減しています。この結果はラオカイ省祖国戦線委員会から高く評価されています。チャン・ア・フ委員長は次のように語りました。

(テープ)

「ザン・ア・チャン氏は若い祖国戦線委員長ですが、活発な人です。以前、早婚や長引く葬式などの問題は維持されていました。しかし、宣伝啓蒙活動を通して、ザン・ア・チャン氏は現地住民にそれらの時代遅れの風習の撤廃を働きかけるようになりました。彼の行動は他の居住地でも見習うべきお手本となっています。」

現時代に相応しくない風習をなくしてゆくことは、現地住民の物心両面での生活改善に寄与すると期待されています。それはザン・ア・チャン氏の貢献もあります。

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