11日、スイスのジュネーブで開催されたILO国際労働機関の第103回総会に参加したベトナム労働傷病軍人社会事業省のファム・ティ・ハイ・チュエン( Pham Thi Hai Chuyen)大臣は演説を行い、公平的移民に関する議事日程の作成に関するILOの構想を支持すると言明しました。
チュエン大臣は演説の中で、「移民労働者の安定した雇用の保護と推進はベトナムの優先課題の一つである」と強調すると共に、「労働者の正当な権利を保護するために取り組んでいるILOの構想を支持する。これを基礎に、ベトナムは中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に実施してきた違法行為に反対し、中国に対し、これらの挑発的行為を直ちに中止するよう求める。中国のこれらの行為は海上で漁をしているベトナム漁民の労働環境の安全性を深刻に脅かしており、海上労働に関するILOの条約と国際労働基準に違反している。ベトナムは国際社会に対し、ベトナム人労働者の正当な権利を保護するため、東部海域での紛争を平和的措置で解決するというベトナムの立場を支持するよう呼びかける」と述べました。