パリでベトナムに関するシンポ開催(2)


既にお伝えしましたように先頃、フランスの首都パリで、「今日のベトナム」をテーマとしたシンポジウムが行われました。

参加者らは、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に石油リグ「海洋981号」を設置したことに反対すると共に、中国に対し、国際法を尊重し、この石油リグをベトナムの排他的経済水域と大陸棚から撤去するよう求めました。

シンポジウムで、中国、タイ、ベトナム駐在フランス大使館のダニエル・シェッフェル元武官は次のように語りました。

(テープ)

「U字ラインが存在する限り、地域内各国間の交渉を行うことができません。その他、中国が一方的にU字ラインを主張できないように、フランスや、ヨーロッパ諸国だけでなく、世界各国は強固な姿勢を表明する必要があります。中国の石油リグ「海洋981号」の活動は他国の領有権を深刻に侵犯し、中国が調印した行動宣言にも違反しました」

シンポジウムで、フランス上院文化教育通信委員会委員長を務めているフランス・ベトナム友好議員連盟のマリー・クリスティーヌ・ブランディン 副会長は「中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚でベトナムの漁船に体当たりし沈没させたことは深刻な行為で、限界を超えたものである」と強調しました。

 

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