旧暦3月16日にあたる5日午前、中部クアンガイ省リーソン島で、クアンガイ省人民委員会とリーソン島当局、島民は共同で、ホアンサ群島のカオレテリン(Khao Le The Linh)儀式を行いました。
島民が供え物を用意
この儀式はホアンサ群島を防衛するために犠牲になった兵士を追悼するためのもので、数百年前から毎年、行われます。
リーソン島アンビン村の住民ボー・ヒェン・ダットさんは次のように語りました。
(テープ)
「17世紀はじめから19世紀半ばまで、各王朝は領海を守るために毎年70人の兵士をホアンサ群島に派遣していましたが、帰れた人は1人もいませんでした。このため、これらの人々の恩に報いるため、このカオレテリン儀式を行います。」
また、アンビン村の住民グエン・ディエムさんは次のように語りました。
(テープ)
「この儀式は、ホアンサ群島に対するベトナムの主権を再確認するという意義もあります。ホアンサとチュオンサの両群島を保護する決意です。」
この儀式は、若い世代の教育にも役立つと見られています。