21日、ポーランドの首都ワルシャワで、同国のCSM=国際関係センターはベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)問題に関する国際シンポジウムを行い、ポーランド外務省や、同国に駐在するASEAN=東南アジア諸国連合、ロシア、日本大使館の代表、世界各国の研究者多数が参加しました。
(写真:hoangsa.net)
席上、ポーランド外務省所属アジア太平洋局のミカル・コロジェドスキ局長はポーランドの終始一貫した立場を再確認し、その中で、「地域の平和、安定の維持のため、関係国はあらゆる紛争を国際法に従って平和的措置で解決し、緊張を増す一方的な行動を自制する必要がある」と強調しました。
一方、ポーランド駐在マレーシアのアハマド・ファディル・シャスディン大使はこの海域での紛争を1982年国連海洋法条約をはじめ国際法を基礎に解決することに支持を表明しました。また、参加者らはこの海域での平和、安定の重要性を強調した上で、一方的な行動を非難しました。