国際社会、引き続き中国を批判


国際世論も引き続き、中国石油総公社が石油リグをベトナムの排他的経済水域と大陸棚に搬入し、掘削設備を不法に設置していることを糾弾しています。

14日、アメリカ政権はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海の緊張情勢を対話を通じて解決するよう呼びかけました。

一方、14日、ベトナムを訪問中のフランス国防省国際開発庁のパスカル・オスール海軍准提督は「フランスはヨーロッパ諸国と共に、海上の緊張が平和的に解決されることを望んでいる」と述べました。

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ハノイで開催された海上安全保障に関するフォーラムに出席した
オスール海軍准提督(中央)

同日、パリで、フランス外務省は「フランスは南シナ海で発生している緊張情勢への懸念を表明すると共に、当事者に対し、自制をし、紛争を平和的措置で解決するよう」呼びかけました。

ベトナムの声放送局パリ支局のインタビューに答えた際、フランス・ベトナム友好協会のパトリス・ヨウランド(Patrice Jorland) 会長は「フランス人は常にベトナムを支持している」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「中国が石油リグをベトナムの排他的経済水域と大陸棚に設置したことを深く懸念しています。中国は国際法とベトナムの主権を深刻に侵犯しています。私たちは中国のこれらの行為を強く糾弾しています」

14日、インド・ベトナム団結委員会は声明を発表し、その中で、「中国のこの行為はベトナムと中国との団結・友好関係、および、地域と世界の平和運動に悪 影響を与えると共に、地域と世界の平和、安全保障、安定、協力、発展を脅かしている。世界の平和愛好者は一丸となって、中国のこの行為に強く反対する必要 がある」と明記しました。

一方、イタリア時事雑誌リメス電子版は「中国は危険な前例を作っている」と題する記事を掲載しました。

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