中国がベトナム排他的経済水域に石油リグを不法に設定し、軍艦を含む多くの船舶をベトナムの領海に搬入し攻撃的行為を繰り返していることは外国の報道界の注目を集めています。
共同通信社バンコク特派員
この数日、多くの外国報道機関は記者を現場に派遣し直接取材を行っています。日本の共同通信社バンコク特派員もこの海域に取材に行きました。
これに関し、同特派員は「これは中国とベトナムの間の問題だけではなく、国際航海の問題でもある」とし、次のように語りました。
(テープ)
「中国がこの海域で多くの船舶を展開していることを目にして、びっくりして、ショックを感じました。また、中国船4~5隻が石油リグに近づこうとするベトナム船1隻を妨害することも目撃しました。中国はこのような行為を行うべきでないと思います」
また、AFP通信もこの海域に記者を派遣しました。取材後、AFPの特派員は「中国の船舶がベトナムの漁船にぶつかったり、放水したりすることを目撃した。中国はベトナムの船が中国の船に意図的にぶつかったと公にしているが、これは捏造したもので、意図的な中傷論調に過ぎない」と述べ、次のように話しています。
(テープ)
「この海域の5日間取材しましたが、中国が石油リグを設置し、そして、その活動を護衛するために多くの船舶を搬入しました。中国がベトナムの排他的経済水域を侵犯することは明らかです。特に、中国は横暴な行為を繰り返しています」