先頃、フランス在留ベトナム人の10の組織と協会は共同声明を発表し、その中で、中国側がベトナム領海に石油リグを違法に設置したことを強く批判しました。
東京で行われた日本在留ベトナム人の反中デモ(写真:Dantri)
同声明は「中国の行動はベトナムの領有権を深刻に侵犯し、地域の平和、安定を脅かし、平和的対話を通じて海上紛争問題を解決するという原則に違反し、ASEAN諸国と中国が2002年締結したDOC=行動宣言に逆行している」と強調しました。
フランス在留ベトナム人専門家協会のグェン・ドゥク・クオン会長は次のように語りました
(テープ)
「この数日、我が協会の全ての会員はベトナム東部海域に関する情報と中国の侵略行為に対するベトナム政府の反応に注目しています。我々は心を母国に向けています。ですから、我々は両国の友好関係に逆行し、国際法に違反し、地域と世界の安全を脅かすあらゆる行為を批判する共同声明に署名しました。そのほか、我々は世界各国に対し、中国側が挑発行為を直ちに中止するためにベトナムを支持するよう呼び掛けています」
一方、12日、シンガポール在留ベトナム人連絡会はベトナム指導部に書簡を送り、その中で、中国の挑発行為を強く批判するとともに、「国外在留ベトナム人コミュニティが国民と力を合わせて、国の防衛事業に積極的に寄与する決意である」と表明しました。