10日、ハノイで、ホーチミン共産青年同盟は海軍と協力して、「青いチュオンサ」というプログラムを開始しました。2016年から2018年まで展開されるこのプログラムは、「国境・離島の絆」という運動を具体化させ、若者に国の領土保全事業への積極的な参加を働きかけることを目的とするものです。
このプログラムの主な活動としては、ベトナム東部海域いわゆる南シナ海にあるベトナムのチュオンサ諸島と、ベトナム大陸棚に建設された経済科学技術施設に駐屯・滞在する兵士と人々の生活を改善するために、給水・給電設備を提供することがあります。
2016年、共産青年同盟は、チュオンサ諸島のチュオンサドン島で設置されている海水淡水化装置のメンテナンスを行うと共に、チュオンサ諸島のアンバン島で、1日1200リットルの淡水を提供できる海水淡水化装置を設置する方針です。また、海軍の戦艦や漁船でも設置できる海水淡水化装置の研究を進めています。ハノイ若手知識人クラブのチャン・ヴ・タイン主任は次のように語りました。
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「チュオンサ諸島は1年のうち、5ヶ月ぐらいが乾季ですから、海水淡水化装置は重要です。1月から5月の間ほとんど、雨が降らないので、兵士たちの生活に大きな影響を与えています。そのころ、1日平均一人当たりの水使用量は5リットルだけです。海水淡水化装置が設置されることにより、チョンサ諸島の水不足問題が解決されると期待しています。」