8日午前、第8期ホーチミン市人民評議会第14回会議が開幕しました。会議では2011年からの行政改革監視計画に関する決議や区・県・市レベルの人民陪審員の追加選出が取り上げられた他、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に海洋リグ981を 違法に設置してからの経済社会状況の安定化が主要議題として討議されます。
会議の様子(写真:Quoc Ngoc)
また、同市は中国からの輸入を最小限に抑えるために裾野産業開発計画の作成、輸出加工区、工業団地での秩序の確保に力を入れているとの報告がなされました。
開会式でホーチミン市人民評議会のグエン・ティ・クエット・タム議長は次の ように語りました。
(テープ) Tam
「ベトナム東部海域の複雑な情勢を前に、ホーチミン市は経済発展で国内の牽引役としての役割を果たし、出した目標の達成に取り組むと同時に、中国に対し、リグを直ちに撤去するよう求めるため適切な行動を起こす必要があります。出席者に対し、責任感を高め、適切な意見を提案するよう求めます。」
これとは別に、ダナン市人民評議会の第10回会議で、同評議会のチャン・トゥ議長は次のように語っています。
(テープ) Tho
「今回の会議で今年の目標の達成を目指す措置を打ち出すとともに、中国が海洋リグ981を違法に設置し、ベトナム、中でもダナン市の領有権を侵犯したことに抗議する決議を採択します。人民評議会の代表らに対し、この決議を集中的に討議し、率直に討論するよう求めます。」
トゥ議長はこのように語りました。