リーソン島
中部クアンガイ省のリーソン島は遠くから見ると海亀(ウミガメ)がのんびりと遊んでいるように見える島です。この島を囲む海と空の色は深い翡翠色でとても美しいです。
現場の音
クアンガイ省の省都から30キロほどのところにあるサーキ港を出発し、高速船に乗って約1時間走るとリーソン島に着きます。リーソン島の総面積は10平方キロメートで、人口は2万人ほどですが、寺院、神社などがおよそ100あります。
リーソン県人民委員会のファム・ホアン・リン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「リーソン島は観光発展に豊かな潜在力を持っています。この島にはハン寺、アンハイ村の集会所など多くの歴史文化遺跡と景勝地に恵まれています」
ファム・ホアン・リン副委員長はこのように語りました。
先ほど話したように、リーソン島の総面積は10平方キロメートしかありませんが、この島のすべての見所を探検するには3~4日間かかります。以前に、本土からリーソン島へ行くのはとても大変でしたが、現在は改善されました。先ほどのリン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「近年、リーソン島の名がよく知られるようになりました。そのため、リーソン島に足を運ぶ観光客は日増しに多くなっています。リーソン島にはトイロイ火口があります。その山の頂からリーソン島全体の美しい風景を一望できます。」
リン副委員長の話でした。
リーソン島は「ニンニク王国」として知られています。この島で栽培されたニンニクは独自の味があります。リーソン島のニンニク畑は緑の絨毯を敷いたように見えます。
ニンニク畑
この特別なニンニクを生産できるように、地元の人々は毎年、山から取ってきた赤土を畑に敷き、そして、その上に海辺から取ってきた砂をもう一度敷いてから、ニンニクを植えます。
リーソン島産ニンニク
そして収穫後、また畑の土を変えます。リーソン島のニンニク生産経営協会のチャン・ティン副会長は次のように語りました。
(テープ)
「リーソン島産のニンニクを販売する店を開きます。そうすれば、リーソン島に足を運ぶ観光客はこの地の特産品を味わうことができます」
チャン・ティン副会長はこのように語りました。
一方、リーソン島を囲む海は魚、イカ、タニシなど豊富な海産物に恵まれています。しかし、この島に行くのはそう簡単ではありません。リーソン県人民委員会のファム・ホアイ・リン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「リーソン島への観光ツアーは2008年から企画されましたが、このツアーはいつも発売されているわけではありません。また、この島の観光施設はあまり整備されていません。この島での宿泊所も少ないです。電気も1日中あるわけではありません」
リン副委員長はこのように語りました。
しかし、新しい土地を探検したい観光客にとって、これは問題ではありません。手付かずの島の探検を望む観光客にとって、リーソン島は理想的な目的地でしょう。