来る2012年は「遺産の観光」と銘打った観光年と「フエ・フエスティバル」という2つの行事が開催され、これは古都フエの観光発展に大きなチャンスをもたらすものと期待されています。
フエ市文化スポーツ観光局のファン・ティン・ズン局長によりますと、2012年の観光年の準備のため、フエ市は広報活動を精力的に実施しています。今後、トアティンフエ省は日本、タイなどで開催予定のいくつかの国際観光見本市に参加し、2012年の観光年について広報活動を行います。そのほか、ハノイ市、ホーチミン市などでも宣伝活動を実施します。また、フエ市のインフラ整備の改善も進められ、観光客の滞在に便宜を図っています。フエ市文化スポーツ観光局のファン・ティン・ズン局長は次のように語りました。
「現在、トア・ティン・フエ省はフーバイ空港を含め、都市のインフラ改修を完成しました。3万トン級の船が寄港できるチャンメイ港のインフラ投資もされました。」
ファン・ティン・ズン局長はこのように語りました。
トア・ティン・フエ省は観光客の宿泊施設への投資も関心を寄せています。先ほどのズンさんは「大規模な行事や祭りにおいても、フエ市のホテル料金には通常とあまり変わらないと強調し、次のように語りました。
「現在、トアティンフエ省には8千の客室を持つ200のホテル、3千の客室を持つ3千のゲストハウスがあります。このようにトアティンフエ省には1万千の客室があり、大きな祭りの時でも、客室は十分でしょう。」
ファン・ティン・ズン局長はこのように語りました。
トアティンフエ省は観光発展に関する自らの潜在力を徹底的に活用した上で、観光を発展させることを主張しています。トアティンフエ省にはベトナム封建時代の最後のグエン王朝の遺跡、フォク・ティック古い村、古い寺院、チャム族の文化と遺産、ホーチミン主席にかかわる遺跡などがあります。
特に、2012年に、フエ市で、「世界遺産と国際社会への参入と発展・歴史の都市との出会い」と銘打ったフエ・フエスティバルが開催されます。フエ・フエスティバルセンターのグエン・ズイ・ヒェンセンター長は次のように語りました。
「フエ・フエスティバル2012年では世界のおよそ10カ国からの有名な芸術団とアーチストが参加し、民族色豊かな芸術番組を上演します。」
グエン・ズイ・ヒェンセンター長はこのように語りました。
フエ・フエスティバルが初めて開催された2000年以来、ベトナム外務省はこのフエスティバルの組織活動を指導してきました。今年、ベトナム外務省は国外に駐在しているベトナムの外交代表事務所に対し、フエ・フエスティバルをピーアールするよう呼びかけました。ベトナム外務省のブイ・タイン・ソン副大臣は次のように語りました。
「2012年に、外務省はフエ・フエスティバルを東アジアとラテン・アメリカ文化交流フォーラムにおける特別な活動の一環として取り扱う予定です。これらの地域にある各国はいずれもフエ・フエスティバルに参加することを望んでいます。」
ブイ・タイン・ソン副大臣はこのように語りました。
2012年、フエ市は観光客延べ2百万人を迎える見通しです。この数は今年と比べて17%増となります。
フエ市へのアクセスについてですが、ホーチミン市からのアクセスはバス、列車、飛行機があります。どれもチケットを購入するのは難しくありません。是非ホーチミン市のデタム支店、またはドンコイ支店を訪ねて頂ければ簡単に手配可能です。バスは直通便はなく約1日かかります。電車の所要時間もほぼ同じです。
飛行機は1時間弱でたどり着きます。ハノイの場合も同じです。バス、列車、飛行機があります。しかしハノイの場合、12時間あまりで到着可能な直行便があります。