ツバメの島はひとつの島の名前ではなく、ツバメの巣が一つでもあれば、ツバメの島といえます。ツバメの生活を十分に探検できるように、毎年3月から9月の時期に行くことをお勧めします。そのころになると、波が穏やかになるからです。カインホア・ツバメ巣採取会社のレー・ヒュ・ホアン社長は次のように語りました。
(テープ)
「ツバメの巣の収穫を目玉にしたツアーは独特の観光ツアーで、わが社だけが企画しています。ただし、ツバメの保護と洞窟の環境保護のために、このツアーは「見るだけでさわってはいけない」というツアーとなります。このツアーに参加する観光客はツバメの巣の採取を目撃できます」
レー・ヒュ・ホアン社長はこのように語りました。
朝7時半に観光客を乗せたグラスボートは東の沖合いに向かって13海里、およそ24キロメートルを走り、ツバメの島に着きます。最初に着くのはズーハーという洞窟です。そこにはツバメの巣と子ツバメを見守る親ツバメしかいません。他のツバメはエサを探すため、朝早くから自分の巣からおよそ数百キロ離れた場所に行っています。
次に、グラスボートはサム島に向かいます。そこはサム島にはツバメの巣が大量に収穫される島です。ここでは、ツバメの大群が動く様子を見ることができます。ここに来ると観光客は3人組みで、小さい道に沿ってツバメの巣がたくさんある洞窟に入り、ツバメの巣を見学します。
その後、観光客はふたたびグラスボートに乗って、サンゴ礁を鑑賞します。その後はノイという島に着きます。ここには、ツバメの巣の採取の創始者を祀る神社があります。そこで、観光客はひと休み、海水浴をしたり、食事をしたりすることができます。ホーチミン市の観光客タインさんは次のように語っています。
(テープ)
「ニャチャンに行くのは今回が2回目です。ニャチャンはたくさんの独特の観光ツアーがあります。なかには「ツバメの巣を見学するツアー」があります。以前、テレビでツバメの巣を見ましたが、今回は自分の目で見ました。また、今回、初めてツバメの巣を味わうことができました。このツアーは大好きです」
タインさんはこのように語りました。
リスナーのみなさん、「ツバメの巣・観光ツアー」に興味があったら、ぜひ一度ニャチャン市に行ってくださいね。
音楽
ニャチャンへのアクセスはホーチミン、ハノイ、ダナンからベトナム航空のフライトを利用するのが便利です。ホーチミンからは所要時間約1時間で、毎日4便。ハノイからは所要時間約1時間40分で毎日2便。ダナンからは所要時間約1時間10分で、毎日1便。ニャチャンのカムラン空港は、将来の国際線発着を見込んで2009年末にオープンしたばかりです。空港からニャチャン市内へは車で約40分、距離にして約 35kmです。