ベトナムの北中部には多くの世界遺産、国家遺跡、美しいビーチ、および、独特の祭りに恵まれています。これはこの地域の観光発展に有利な条件を整えています。
今年中部のトア・ティン・フェ省は「遺産観光」をテーマとした北中部地域の国家観光年を主催します。これにより、同省は大小あわせて20件のイベントを開催します。トア・ティン・フェ省文化スポーツ観光局のファン・ティン・ズン( Phan Tien Dung) 副局長は次のように語りました。
(テープ)
「国家観光年2012では第7回フェ・フェスティバルを開催しました。これはわが省の観光発展に大きなチャンスをもたらしました。古都フェといくつかの遺跡では国家観光年のイベントが行われてきました。2012年、トアティンフェ省はいくつかの観光スポットの使用を開始しました。その他、地元の祭りや古い村、伝統的職業村も観光ツアーの企画に盛り込まれました。また、フェ市は沼や湖の面積は2万2千ヘクタールを所有しており、これを観光ツアーの独特な商品として企画しています」
ズン副局長はこのように語りました。
北中部地域の国家観光年の一環として、今年始めから、この地域では様々なイベントが開催されてきました。例えば、ダナン市で開かれた国際花火大会、「4月の記憶」と銘打ったクアン・チー省の祭り、ホーチミンの生家があるゲアン省セン村の祭り、クアンビン省で開かれたベトナムの洞窟探検月間などです。クアン・ナム省文化スポーツ観光局のディン・ハイ( Dinh Hai)局長はホイアン旧市街の祭りについて、次のように語りました。
(テープ)
「このイベントは20世紀初頭におけるホイアン旧市街の雰囲気を再現するものです。これらを通じて、観光客は地元の住民の文化空間を体験できるようになりました。これは伝統的祭りの復活に重要な意義を持っています。」
ディン・ハイ局長はこのように語りました。
ベトナム観光総局のグェン・バン・トアン局長によりますと、北中部の各地方が緊密に協力しており、国家観光年を通して、地元の観光をピーアールする必要があると強調し、次のように語りました。
(テープ)
「国家観光年は各地方の観光をピーアールするよいチャンスを作っています。これにより、各地方の観光インフラ、サービスへ投資も強化されます」
グェン・バン・トアン局長はこのように語りました。
国家観光年2012はベトナムの世界遺産の広報を目玉として実施されています。これは北中部の観光の競争力の向上に効果を挙げることにつながっていゆでしょう。