(VOVWORLD) -この7年間、毎週の金曜日になると、中部ダナン市ソンチャ区アンハイドン居住地の慈善クラブはダナン病院の入院患者のために、ご飯を炊き、無料で提供しています。心を込めた食事は、恵まれない患者と困難を分かち合うことでしょう。
ダナン病院で、入院 患者へのご飯提供の様子=http://baodanang.vn |
慈善クラブのメンバーの一人であるホアさんは毎週の金曜日の早朝4時に起きて、市場へ買い物に行きます。その後、10時頃、ホアさんの家に、クラブのメンバーらが集まって、お粥やご飯、おかずなどを作ります。午後4時に、400人分のご飯がダナン病院の入院患者の元に届けられます。
ホアさんによりますと、7年前に、入院中の親戚を見舞った際に、人工透析患者の中で、大多数の人は貧困な状態にありながら、巨額の治療費を負担している一方、入院費を稼ぐため、毎日仕事をしていることを聞きました。それをきっかけに、貧しい患者たちを助けることにしました。思った通り、彼女は、当初、自分のお金と患者から寄せたお金で、100人分のため、10キロのコメを使用して、ご飯を炊きました。
ホアさんの話です。
(テープ)
「当初、私は、何回も病院の視察に行きました。病院で、長年の闘病生活を送っている多くの患者が極めて貧困な状態にありました。それらの状態を目にした私は、貧しい患者の為にご飯の炊き出しをすることにしました。それぞれの患者が1千ドン、または2千ドンというわずかなお金を払いました。週に6回もご飯を提供したこともありました。」
現在、慈善クラブが行ってきたこのチャリティー活動は、多くの支援者の協力を受けています。例えば、ダナン市内にある企業の若い社長は、この活動に、毎月、1万円未満相当の200万ドンを自発的に寄付しています。特に、あるお母さんと身体の不自由な息子の場合は、自分より恵まれない人々の為に、毎月の300米ドルの支援金を受けていますが、その中の100ドルをこのチャリティー活動に自発的に寄せているということです。
慈善クラブのメンバーである65歳のお爺さんの話です。
(テープ)
「まだ元気だから、引き続き貧しい患者を助けたいと思っています。全ての人々に幸福をもたらすことは自分の喜びのようですね。」
慈善クラブは貧しい患者に食事を無料提供するだけでなく、周辺各地方の僻地や山岳地帯などに居住しいる恵まれない人々への支援活動を行っています。
アンハイドン居住地祖国戦線委員会のグェン・クアン・フィ委員長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「ホアさん夫妻を始めとする慈善クラブの行動は、現地の行政当局から高く評価されています。党委員会、行政当局、団体は、こうした慈善活動を拡大させたい方針です。」
アンハイドン居住地の慈善クラブはこの世の中に素晴らしい物語りを書き留めています。