ガン患者のための支援活動

(VOVWORLD) -2018年12月中旬のある寒いの日に、ハノイ市腫瘍病院では、入院中の貧しいガン患者の心を暖める人道的な活動が行われていました。それは、恵まれない患者30人に対し毛糸の帽子とスカーフ、そして現金を手渡す活動でした。
ガン患者のための支援活動  - ảnh 1  防寒用の冬物や現金を引き渡す活動

難病を患い、長い間に治療を受ける多くのガン患者は、退職せざるを得ませんでした。さらに、孤独の中で闘病生活をしている患者さんもいます。冬の寒さがやってくると、ガン患者はその寒さが一層厳しく感じることでしょう。

(テープ)

「寒い時に、化学療法を受ける度に、身体がとても疲れて、ふらついてしまいます。この数日、私は、脳循環改善薬を注射しなければなりませんでした。」

「この数日は、寒くて寒くて、とても大変だったよ。」

ハノイ市腫瘍病院の入院ガン患者の話でした。同病院は、患者の痛みを深く理解して、韓国で勉強しているベトナム人留学生協会、及び、幾人かの支援者と連携して、ガン患者に防寒用の冬物や現金をあげることにしました。

ガン患者のための支援活動  - ảnh 2

ハノイ市腫瘍病院のグエン・ビン・クアン院長は次のように語っています。

(テープ)

「厳しい寒さが連続しているこの数日、私たちは、医者と患者との感情を分かち合いたくなりました。これにより、患者たちが、闘病するための自信と元気を出すことができると思うからです。」

一方、支援者からの有意義なプレゼントを受け取った83歳の患者は次のような感想を述べています。

(テープ)

「私たちは、農村部に住んでいます。年をとった上、お金もありません。病院と支援者のお陰で、ずいぶん苦痛が緩和されたと感じています。」

他の患者は次のように語っています。

(テープ)

「ガン患者である私たちですが、一日でも長く生きたいです。皆さんの暖かいお気持ちに感謝します。」

「このような寒い日々に、私たちにとって有意義な贈物ですね。これらは、仁愛の心の表れですよ。」

「ガン患者が悩んでいる苦痛はとても強いですから、こうした人道的な活動がさらにあることを望んでいます。」

ハノイ市腫瘍病院は、2018年中に、貧しい入院患者のため、個人や組織などと連携して、28件の支援活動を行いました。

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