テト前の活気ある花市場

今日は大晦日を明日に控えています。この間、ハノイのタイホ区にあるクアンアン花市場は売る人、買う人々で混み合っています。旧正月テトの雰囲気が感じられました。

テト前の活気ある花市場  - ảnh 1

クアンアン花市場はハノイの最も大きな花市場として知られています。朝から買い物に来た人や売る人、見物人など大勢の人々が集まってきて、賑やかな雰囲気を作り出しています。花売りの一人、チャン・キム・トアさんは「今年、クアンアン花市場は例年より混んでいて、花の種類も多い」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「国内各地から各種の花々が運ばれて来ます。例えば、ハノイのニャッタン町の桃の花やトゥリエン区の金柑の鉢植え、ソクソン県のバラの花、ホーチミン市の黄色い梅、中部高原地帯ダラット市からのユリの花などがあります。テトにあたり、この市場で各地から届いた色とりどりの花が開花し、国内外の観光客を引き付けています。」

クアンアン花市場はニャッタン町の小さな市場から発展したものです。1996年に、タイホー区ができてからこの市場はクアンアン町に移転しました。テトが近づくとハノイ市内と郊外にある各県、遠くは、北部山岳地帯のサパ町や中部高原地帯ダラット市から色々な花を満載したバイクや車が到着します。また、外国から輸入される花もこの市場に集まってきます。平日、クアンアン市場は夜間から早朝まで集まりますが、テト前は一日24時間開いています。花の卸売業者グエン・ティ・バンさんは次のように話しました。

(テープ)

「毎朝5時に、この市場に来て、花を買いつけます。その後、ハノイ市内の通りを回って、花を売ります。」

テトにあたり、花市場では花売り手や買い手だけでなく、花の観賞に来る若者たちの姿もみかけます。若者の一人グエン・トゥイ・ズオンさんの話しを聞いてください。

(テープ)

「毎年テトになると、花市場に行きます。今日はとても寒いですが、テト準備の雰囲気を実感できました。大勢の人が来て、賑わっています。花束をいくつも買いました」

一方、花市場に行くのはテトの雰囲気を家に持ち込むためであると考える人もいます。ロンビエン区に住むグエン・ヒュ・トゥイさんは次のように語りました。

(テープ)

「毎年、自分の好みで鉢植えの蘭を買いますよ。蘭は長持ちしますので、早くから買いました。こんな天気は蘭の開花に最適だと思います。」

テトにあたり、花市場を訪れるのは多くのハノイ市民の趣味となっています。色とりどりの花を観賞すると、心地よくなるからです。また、花市場に足を運ぶと、ハノイ市民としての独特な文化を実感できることでしょう。

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