(VOVWORLD) -北部ハーザン（Ha giang）省クアンバ（QuanBa）県は、年間を通して涼しい気候に恵まれた地方です。この地の土壌は、各種の薬草栽培に適しています。そこで、クアンバ県の行政当局は、薬草の栽培面積の拡大に向けた様々な措置を講じています。
薬草の発展を目指して、クアンバ県行政当局は、薬草の栽培と加工への現地住民や各企業の参加を働きかけました。これまでに、現地で栽培されている薬草面積はおよそ3千ヘクタールに上っています。それらの薬草は、主に当帰、アーティチョーク、カシュウ、コガネバナ、キバナオウギ、ベニバナ、モッコウ、ナガイモなどですが、13の村、町の中の9カ所に栽培されています。
薬草栽培業者の一人であるバン・シン・チュさんは「我が家は2015年に、10ヘクタールの農作物から薬草の栽培にした。また、今年初めに、5ヘクタールを借りて、薬草の栽培面積を拡大した。」と明らかにしました。
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「薬草の栽培による収入は稲やトウモロコシと比べ、ずっと高いですよ。しかし、薬草の栽培過程では、雑草の草取り作業に一番手間がかかっています。というのは、雑草は成長が早いからです。」
これまでに、多く家庭は、薬草を栽培する傍ら、薬草の栽培、加工、消費先に関わる経験などを交換しています。もう一人の栽培業者の話です。
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「我が家は、今年に入ってから薬草の栽培を始めました。薬草には害虫による害があまり起こらないので、手入れはとても簡単ですよ。現地の行政当局は、薬草の栽培を奨励する措置として、初めて薬草の栽培をやった家庭に肥料代などを支援します。薬草の栽培が順調に進めば、栽培面積を拡大したいと思います。」
クアンバ県クエットティエン（Quyết Tiến）村の行政当局は、現地住民に薬草の栽培を奨励するために、低金利借款や、種子、肥料の購入代の一部の提供などの優遇措置をとっています。その一方で、薬草の栽培技術、手入れ方法などの訓練コースを開いています。
クエットティエン村人民委員会委員長の話です。
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「クエットティエン村は薬草栽培の重点地区として確定されています。ハーザン省は、薬草栽培業者に様々な補助政策を実現しています。例えば、我が村は常に、薬草の消費者と栽培業者との連携に有利な条件を作り出しています。現在、我が村だけでも、薬草の栽培面積は300ヘクタールに上っていますよ。」
薬草栽培のお陰で、現地の数千人に仕事を与え、現地住民の生活改善に寄与しています。クアンバ県人民委員会副委員長は「クアンバ県は、薬草栽培の需要に応えると同時に、貴重な薬草遺伝子を保存、開発するために、質の高い種子生産への投資誘致政策をとっている。」と明らかにし、次のように語っています。
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「私たちは、薬草栽培の発展が現地における農業開発と貧困解消事業にとって極めて重要であることを認識しています。そこで、私たちは、薬草の栽培、加工、及び消費先に配慮しています。つまり、栽培業者と実業者、科学者、及び専門家による４者の連携を図るということです。その中で、行政当局は懸け橋としての役割を果たします。」
クアンバ県における薬草栽培の発展は、経済的効果をもたらすことでしょう。