この数日間、中部の古都フェ市でフェ・フェスティバルが開催されています。今年は第8回目になりますが、トアテェンフェ省は世界の有名都市のフェスティバルをモデルにして真似たものです。これまでのフェ・フェスティバルはフェ市の伝統と文化歴史に結び付け、フェ市を始めとするベトナムの文化的独自性を持っています。フェ・フェスティバルはベトナムの文化ブランドになることでしょう。
「文化遺産の参入と発展」をテーマにした今年のフェ・フェスティバルはこれまでと比べ、多くの新たな点がみられます。オープニングの文芸公演は、ベトナムの伝統芸術と世界の現代芸術を組み合わせたものでした。
国家規模と世界的出来事であるフェ・フェスティバルはフェの歴史・文化的出来事と国の文化・政治的出来事を結び付けると同時に、大規模な文化、観光、芸術及び祭りを結合させ、フェ・フェスティバルのブランドを引き続き強調しています。今年のフェ・フェスティバルには、世界37の国と地域から700人と、国内から1千人あまりが参加しています。
トアテェンフェ省人民委員会のゴ・ホア副委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「第8回フェ・フェスティバルの枠内では、アセアン加盟諸国の文化芸術担当大臣による会議が開かれます。ベトナム外務省が第8回フェ・フェスティバルを東南アジア諸国とラテンアメリカ各国の文化芸術交流会に選んだ事を嬉しく思っています。」
その一方で、9日間にわって開かれるフェスティバルでは、宮廷祭り、民間祭り、アオザイのファッションショー、凧揚げ、書道、フェの宮廷雅楽、展覧会、見本市、飲食、体育スポーツなど様々な催しが行なわれます。
先ほどのゴ・ホア副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「第8回フェフェスティバルの空間はフェ市中心部のみならず、農村部、山岳地帯、沿海方面でも行なわれています。これは、フェ市民と観光客が祭りを通して広がりを示すものです。」
フェフェスティバルに参加した国内外の観光客は、三輪車やタクシーの運転手、商人、生徒、学生など地元の全ての人々の親しみやすさを実感する事が出来ます。その為か、フェフェスティバルに参加した国内外の観光客の数は増加しつつあります。例えば、第1回フェフェスティバルには約2万人の外国人を含むおよそ5万人でしたが、2012年のフェスティバルには4倍に当たる8万人が参加しましたが、9日間にわたる今年のフェスティバルは20万人を集めると予測されています。
フェフェスティバルセンターのグェン・バン・タン副センター長は次のように語りました。
(テープ)
「フェフェスティバルは文芸と祭りの諸活動に関する国内外でブランドを作りあげました。社会化作業はフェフェスティバルの成功に重要な貢献をしていると言えるでしょう。過去7回行なわれたフェフェスティバルは国内の多くの企業から支援を受けてきました。」
フェフェスティバルの諸活動を通して、国内外の観光客はフェ市を始めとするベトナムの国土、伝統的文化、人々のことについてさらに深く理解するようになるでしょう。