北部山間部ライチャウ省はまだ色々な困難にありますが、この数年間、現地住民向けの医療保険政策を良好に実現させています。これまでに、数十万人の貧しい人々が医療保険に加入するようになりました。このことは、住民の健康管理と健康増進に寄与しています。
タムドォン県ヌンナン村に住むモン族のタオ・ティ・スンさん一家8人は貧しい世帯です。以前、医療保険がないため、病気の時に、診療費や薬代などの全額を負担しなければなりませんでした。しかし、国家が貧しい人々を対象に医療保険給付制度を実現したお陰で、スンさん一家の全員が医療保険を支給されるようになりました。スンさんの話です。
(テープ)
「かつて、医療保険がなかった頃、病院に行くと治療費と薬剤の費用などを負担しました。現在、医療保険のお陰で、それらの費用は無料になりました。」
スンさんが住んでいるヌンナン村は、人口がおよそ2800人です。この村は標高1000メートルの高さにあるため、一年を通して霧雨に包まれ、湿気も高いため、呼吸疾患者が多くなっています。現在、95%の貧しい住民が医療保険を支給されたことは、大きな幸いです。ヌンナン村医療所のレ・ティ・フォン所長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「医療保険は、現地住民の治療費負担の軽減につながっています。特に、6歳以下の子供たちも医療保険を十分に支給されていますよ。」
ライチャウ省の社会保険機関の統計によりますと、2015年中に、およそ44万人の貧しい人の被医療保険者がいます。ライチャウ省の社会保険機関のドアン・ティ・ラン社長は次のように語りました。
( テープ)
「貧しい人の医療保険加入者の割合は少ないです。しかし、ライチャウ省を始めとする、山間部の各省では、医療保険給付の申請などに関する幾つかの問題点が残っています。」
医療保険加入者を増加させるために、ライチャウ省の社会保険部門は省内の関連各機関と連携して、医療保険に加入する際の利点などについて宣伝活動を推進しています。社会保険部門における行政手続きの改革、情報技術の導入を推進することになっています。