(VOVWORLD) -以前、ラムドン省は、自発的献血運動を行うたびに、約5千単位の血液を受けましたが、2018年に、その数は3倍以上の1万6千単位に増しました。
ラムドン省総合病院での自発的献血様子 |
中部高原地帯テイグエン地方ラムドン省は、かつて、診療治療のために常に国立血液輸血研究所から血液を受けていましたが、現在までは、省内にある各病院に血液を提供するだけでなく、ハノイ市の国立血液輸血研究所とホーチミン市のチョーライ病院にも数千単位の血液を調整するようになりました。このことは、全国の数多くの患者の命を救っています。
ラムドン省ダムロン県ダロン村に住むク・ランさんは、この8年間、血液透析を受けるため、週2回、ラムドン省総合病院に行きます。彼女は、「末期腎不全患者であるため、生命は、献血者の血液に頼って維持されている。」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「自発的献血協力者に感謝したいです。彼らのお陰で、私たちのような患者は、毎週のように血液透析を受けることが出来るからです。」
ク・ランさんと同じように、ダラット市に住むグエン・バン・タイさんは、この6年間、ラムドン省総合病院の血液透析患者です。彼の話によりますと、前は、人工透析向けの血液が不足していた為、多くの患者が透析不足になってしまいましたが、現在は、病院が血液を十分に備蓄した為、血液透析患者は心配していません。
(テープ)
「私たちのような患者の命を維持するために、自分の血液を献血してくれた人々の心に感謝したい気持ちです。」
「一滴の血をあげれば、一つの命を救える」というメッセージを掲げて、多くの患者は、輸血を必要とするときに、適宜にを受けられます。15回も、自発的に献血してきたダラット市スアンチョオン村に住むホアン・ヒュウ・フイさんは、「年2回、自発的に献血運動に参加している」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「献血は、健康な人であれば、健康への影響はありませんよ。それに、自分の血液は、他の多くの患者の命を救えることが出来ます。自発的献血運動を通して、更なる多くの若者と人々が積極的に献血してゆくよう期待しております。」
以前、ラムドン省は、自発的献血運動を行うたびに、約5千単位の血液を受けましたが、2018年に、その数は3倍以上の1万6千単位に増しました。その中の1万1千単位の血液は、現地での救急、診療治療に用いられます。残りは、国立血液輸血研究所に提供されます。
ラムドン省赤十字協会のドアン・ホアン・トアン会長によりますと、同省の自発的献血運動は、数量でも質量でも増加しています。年平均、同省は、50回もの自発的献血運動を行っています。全ての人々は、求人の為の献血をすることは高貴な行動であると認識しています。
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「献血運動は、ダラット市だけに留まっていません。現在、ラムドン省内の僻地、少数民族居住地にまで繰り広げられていますよ。」
他方、国立血液輸血研究所のレ・ラム副所長によりますと、現在、ラムドン省における血液の不足状況は存在しなくなりました。また、省内で開催される自発的献血運動は、数千人の献血者を集めているということです。
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「ラムドン省における、献血運動に参加する人の割合、及び、再び献血を登録する割合は増加しつつあります。特に、血液の不足状況は遥かに減少しましたよ。」
ラムドン省における自発的献血運動は、繰り広げられており、共同体の健康増進の為に数多くの人々の応援を受けています。