この数年間、少数民族共同体における威信のある人々の貢献のお陰で、ザライ省は多くの分野において様々な成果を収めるようになりました。現在、ザライ省では、少数民族から信頼されるおよそ1000人がいます。その内の770人あまりは、各レベルのベトナム祖国戦線委員会委員となっています。少数民族共同体の中で威信のある人々は、現地住民の愛国競争運動や新農村作り運動などへの参加を積極的に働きかけました。

ザライ省人民委員会のグエン・タン・リック副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「現在、少数民族共同体の中で威信のある人々、特に、村長や、長老たちは、経済発展、社会保障の確保、社会秩序の安定、行政当局の政策遂行などに重要な役割を果たし、大きく貢献しています。その結果、この5年間、貧困世帯の割合は、41％から5％以下に低下しました。」

威信のある人々たちは、現地の公安部隊と連携して、住民たちに党の主張や政策、国の法律をわかりやすく普及しました。ザライ省公安庁の代表ホアン・コック・ティンさんは次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、少数民族共同体の中で威信のある人々に訓練コースや知識向上、スキルアップなどを開きました。そして、これらの威信のある人々は、現地住民に党と国家の政策や法律を宣伝、教育します。彼らは、祖国の建設防衛事業に重要な役割を果たしていますよ。」

プレイク(Pleiku)市チュア(Chu A)村農民協会のドジョン元会長は次のように語りました。

(テープ)

「私は、かつての農民協会会長として、農家の人たちに稲作や、コーヒー、コショウの栽培技術をよく案内しました。行政当局は、住民たちの生活改善、経済発展に配慮しています。現在、住民たちは安定した生活を送っていますよ。」

クソ・ヒャオ元委員長

ザライ省の祖国戦線は、毎年、威信のある人々の話を聞く集いを開き、現地の経済社会状況を通知すると同時に、経済発展や、インフラ整備、宗教・信仰活動などに関する住民の意見に耳を傾けます。ザライ省では2015年～2020年までの期間に、1万2千人がベトナム共産党に入党しました。同省にあるすべての2157箇所の村、集落、居住地には党員がいます。

イヤグライ(Ia Grai)県ブレン(Breng)村党委員会のクソ・ヒャオ元委員長は次のように語りました。

(テープ)

「ブレン村党委員会が設立された当初は、4人の党員しかいませんでした。現在は、9人です。私は、2000年に入党し、そして、2005年～2020年までの期間に党委員会委員長を務めました。党員は、お手本となって、言行一致の人であるべきです。」

この数年間、少数民族の中で威信のある人々は、自らの役割と影響力を果たし、党と国民を結びつける架け橋となっています。