各地方の詩人が自らの詩を紹介
既にお伝えしましたように2月11日、ハノイ市内の文廟・国士舘で、第15回「ベトナムポエムの日」が行われました。今回のイベントの新たな点は、「子ども向けベトナム詩の空間」が設けられたということです。この空間に参加した子どもたちは、詩を朗読、聴くだけでなく、詩作することも出来ました。子どもの感想をお聞きください。
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「私は詩が好きです。空想がふくらむから。ポエムの日はなかなか面白い文化的な活動ですね。また、こんなイベントに参加したいです。」
「『ポエムの日』は、子どもでも詩をよく理解できるよい活動です。今の子どもたちは詩よりも、他のことを好きになっているからです。だから、こういう活動は、子どもが詩を好きになる熱情があるでしょう。」
「子ども向けベトナム詩の空間」では、ベトナム各世代の子どもたちに親しまれている詩集に関する遊びや、クイズ、コンクールなどが行われました。「子どもと一緒に読書するクラブ」の主任のグェン・チュウ・アンさんは次のように明らかにしました。
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「私たちはこのイベントに参加して、子どもの両親に、子どもを詩の世界へ導く方法を紹介したいのです。詩の朗読、詩の聴き方、あるいは、詩のクイズなどは子どもと詩集を結びつける架け橋となるからです。」
「子ども向けベトナム詩の空間」に参加した子どもたちは、全国各地の子供向けの文学や詩集を接触することができました。それらは、詩を通して学校や家庭の様子から空に至るまでがテーマで、子どもたちの夢や物語です。子どもと一緒に参加したというハノイ市民の一人ゴ・ミ・ズエンさんは次のように語っています。
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「生徒、学生のころ、作家協会の主催による『ベトナムポエムの日』を知りました。今年、子どもが小学校1年生になり、詩の朗読を好きになっているので、このイベントへ連れてきました。子どもの詩の心情を育てる目的として、ベトナムの詩歌を紹介したいのです。」
ベトナム作家協会・児童文学委員会のレ・フォン・リエン副委員長によりますと、「子ども向けベトナム詩の空間」はに若々しい色を与えたということです。これは、子どもへ文学を伝える為の前進であり、子どもたちに詩歌の環境を早期に作り出してゆくとしています。リエン副委員長は次のように語っています。
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「『ベトナムポエムの日』の一環で、『ベトナム子ども向けの詩の空間』を試験的に行ったことはユニークな特色をもたらしました。このことは、来場者に子供向けの詩歌を知ってもらうことが狙いです。」
この数年間、ベトナム作家協会は、子供向け詩歌のPRを強化してきたことは、子どもたちに詩歌と接触させるチャンスを作り出したことが分かりました。これはまた、子どもが詩を好きになり、詩作、及びベトナムの詩歌発展に寄与することでしょう。