少数門族言語の保存、音声図書館の役わり



少数門族言語の保存、音声図書館の役わり - ảnh 1


ベトナムでは、54の民族が共存しています。それぞれの民族は、独自の言語と文化を持っています。しかし、現代の生活では、効果的な措置と政策を良好に実現しなければ、幾つかの少数民族の言語が消滅する恐れがあります。

先ごろ、ハノイ文社会科学大の言語科とハノイ工科大学のマイカ国際研究院の研究班はベトナムの各少数民族言語の音声図書館を紹介しました。研究班は30年間にわたって、フランス人学者の専門的支援を受けて、ベトナムにおける少数民族の消滅寸前の危機にある11の自然言語処理を行い、デジタル化させて、東南アジア地域並みの音声図書館を設立することになりました。この図書館を通して、利用者はその民族の言語の由来、発音方法、それに民謡などの情報を入手できます。人文社会科学大学・少数民族発展研究センターのチャン・チ・ゾイセンター長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「この図書館は、少数民族の言語、民謡などに関する音声を収録することから、言語研究活動に役立っています。このことは、少数民族の言語研究、宣伝に寄与するものです。」

現在、各少数民族言語の音声図書館にはルック族、アラム族、マリエン族、クオイ族など消滅危機寸前の言語をデジタル化させてきました。この図書館のお陰で、研究者や少数民族言語教育業者は貴重な資料を入手することができ、学者らはベトナムの各少数民族の風俗習慣や言語をさらに深く理解できるようになります。

北部ホアビン省マイチャウ県パコ村に住むモン族のスン・ア・チエンさんはこの数年間、モン族の人々を対象にモン族語の教育を行っています。しかし、ア・チエンさんにとって難しいことは、モン族語教育に役立つ資料収集です。ですから、各少数民族言語の音声図書館は、ア・チエンさんのような人々にとって、自分の民族の言語と文化の教育と宣伝に向けた宝物となっています。ア・チィエンさんは次のように語っています。

(テープ)

「幾人かの人はモン族ではないけれども、モン語を知っている上、上手く書くこともできます。それをきっかけに、私はモン族語の教育宣伝教室を開くことにしました。そのため、モン族語に関する資料を収集、編集しなければなりません。しかし、当初は資料は不足していて大変でした。現在、こうした音声図書館ができたお陰で、モン語の宣伝活動は円滑になるでしょう。」

ベトナムにおける少数民族の言語の保存と発展に向けて音声図書館は大きな役割を果たすことでしょう。

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